警視庁管内体感治安レベル2
首都東京体感治安(10、11日単位・レベル)
さぁスピードアップだ
【治安つぶやき】
3月11日-あれから2年になった。
9日の午後、あの大震災をテーマにした地方紙、河北新報の記者たちの活躍を描いた「明日をあきらめない がれきの中の新聞社」(テレビ東京・再放送)を見た。
小池栄子が演じる女性記者・丹野綾子と男性記者を中心に物語が展開する。地震のあった日の夜、仙台から街全体に火災が発生している気仙沼に向かう丹野記者と男性記者…現地で見たものは、がれきに埋まった死体…陸地に打ち上げられた大型貨物船の下でうずくまる被災者…がれきの中から助け出した我が子(遺体)を抱いて泣き叫ぶ父親…両親を捜し求めてがれきの中を歩き回る子供たち…余りの残酷さにシャッターを押せない丹野記者…どのシーンを見ても、過酷な現実と向き合う新聞記者に心打たれた。
カメラマン時代いつもデスクに言われた言葉がある。「客船の転覆現場で、自分の取材用ボート近くに遭難者がいた場合、救助するか写真を撮るか」。引き合いに出されたのはベトナム戦争でピューリッツァー賞受賞作品、沢田教一の「安全への逃避」。銃弾を避けながら川を渡る母子の姿を写した作品。正解は「シャッターを押してから助ける」。丹野記者も何度もシャッターを押すのに躊躇っていた。「記者」の前に「人間」だったからだ。
2年が経つと言うのにガレキの処理はまだ46%。災害公営住宅にいたっては、わずか56戸の完成にとどまる。戦後最悪の災害なのに最悪の政党にあたってしまった2年間がもったいない。 政道を預かる政治家こそ国民の痛みが分かる「人間」であってほしい。
首都東京体感治安を「レベル2(ブルー)」とする。
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