警視庁管内体感治安レベル2
首都東京体感治安(5、6日単位・レベル)
わがままな高齢者
【治安つぶやき】
大阪市阿倍野区で4日朝、41歳の男性医師の自転車と58歳の女性教諭が乗っていた自転車が出合い頭に衝突。女性は病院に搬送されたが、頭などを強く打って意識不明の重体という。
高齢者による自転車の自分勝手な暴走行為が高齢者以外の年代層を上回っていることが警察庁のまとめで分かった。
警察庁の平成24年の交通事故統計によると全国で発生した交通事故は66万5138件で前年より2万6918件の減少。うち死亡者数は4411人で252人減った。
統計を開始した昭和23年の事故は2万1341件で死者数は3848人だった。昭和28年に死者数が5千人を突破、同34年に1万0079人と1万人台に達した。
過去最悪だったのは昭和45年で事故件数は71万8080件、死者数は1万6765人。同63年に再び1万人の大台にのり平成7年まで続いた。国松孝次警察庁長官のとき、抑制に成功して同8年は9943人になった。
その後、死者が減少した要因として警察庁は悪質・危険性の高い事故が減少した。シートベルト着用率の向上などを挙げる。
問題は死者のなかで65歳以上の高齢者が51.3%を占めていることだ。中でも自転車運転中の死者563人のうち高齢者は64.7%を占めた。高齢者の違反項目の1位は「安全不確認」が21.8%。次ぎに「交差点安全進行違反」が12.3%、「一時不停止」が11.4%など〝わがまま〟な運転が目立っている。
首都東京体感治安は「レベル2(ブルー)」とする。
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