警視庁管内体感治安レベル2
首都東京体感治安(2、3日単位・レベル)
警察官は勧善懲悪だ
【治安つぶやき】
今度は千葉県松戸市で2日午前0時半ごろ帰宅途中の女性が顔を殴られ4万5000円入りの財布が強奪される強盗事件が発生した。
28日の武蔵野市で発生した強盗殺人事件に次ぐ事件だけに「夜は女性一人でも街を歩ける」と言われた安全神話はどこに行ったのかと疑いたくなる出来事が続いている。
しかし、数字治安ではOECD加盟国の中でも殺人や強盗など凶悪犯の犯罪発生率は低いほうなのだ。ただし、こうした街頭犯罪の中でも殺人に発展する凶悪事件は国民に与える恐怖感が大きい。つまり「体感治安」が安全神話に大きく影響しているようだ。
2月28日のフジテレビの夕方のニュースの特集で神奈川県警の暴走族「ドリフト族」の取り締まりに密着取材していた。
警察官と暴走族との会話に「えっ!」と驚かされた。一般道路を我が物顔にドリフト走行を繰り返す若者。ナンバープレートを折り曲げたり、外したりしてのやりたい放題。その暴走野郎に警察官が近づき、「こんばんわ」と声をかけた。無視する若者に「あなたのお住まいは?」と、まるで街行くOLにでも聞くような丁寧さだ。それでも無視する若者に「ナンバープレートどうしたの?隠してあるのね」とあくまでも丁寧語。そして最後に「良く考えてみて…」と諭したのである。
かつて平成11年、広島市の胡子講祭りで暴走族と警官隊が衝突したのは余りにも有名。毎年、祭りは暴走族の暴掠に泣かされていた。そこで就任した、当時の竹花豊・県警本部長は、強行手段に出た。「パトカーをぶっつけてもいいから徹底的に取り締まれ!」
こうした強硬手段に恐れをなしたのか広島市の胡子大祭から暴走族が消え、12年には暴走族追放条例制定へと繋がる。
相手の人権を考えての丁寧語だろうが、法を敢えて無視し警察に挑戦する暴走野郎に対する扱いに違和感を感じた。正義の味方である警察官。「警察官は勧善懲悪」-これは佐藤英彦警察庁長官の持論だった。やはり「悪」には「強面」で対処するという厳しい対処を求めたい。ままごとをやっているんじゃない!
首都東京体感治安を「レベル2(ブルー)」とする。
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