【なりすましウイルス】警視庁、大阪府警が謝罪 福岡の男性「犯人を捕まえてほしい」(21日)産経
遠隔操作ウイルス事件で、警視庁は21日、お茶の水女子大付属幼稚園や女性タレントに襲撃予告・脅迫メールを送ったとして逮捕した福岡市の男性(28)=釈放=に誤認逮捕だったことを認め、謝罪した。大阪府警も同日、大阪市のホームページに大量殺人予告が送られた事件で誤認逮捕した大阪府吹田市のアニメ演出家北村真咲さん(43)に謝罪した。一連の事件で男性4人はすべて誤認逮捕と確定した。三重、神奈川両県警は既に謝罪している。
捜査関係者によると、警視庁の川原博夫刑事部参事官ら幹部3人が同日午後2時ごろ、男性宅を訪れ、「大変なご迷惑とご心労をかけた」と謝罪。男性から「何としてでも犯人を捕まえてほしい」と要望され、「全力で捜査する」と応じた。
男性は19日の再聴取で、「同居女性がやったと思い、かばうために作り話をした」と説明。襲撃予告・脅迫メールが送られた前日の8月26日にネット掲示板で無料ソフトをダウンロードしたと話しており、この際に遠隔操作ウイルスに感染したとみられる。
警視庁はIPアドレスなどから男性を特定したが、逮捕前にウイルス感染の検査やメール送信時のアリバイ確認などを怠っていた。男性が容疑を認める上申書を書いた際、供述を誘導した可能性もある。
川原参事官は男性に謝罪後、報道陣に「捜査についてもしっかり検証する」と話した。
東京地検は近く男性を不起訴処分にする方針。
遠隔操作ウイルス事件では、三重県の男性(28)や男子大学生(19)を誤認逮捕した三重、神奈川両県警や横浜地検がそれぞれ謝罪している。
http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/121021/crm12102120350009-n1.htm
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