パンダの赤ちゃんはオス 保育器へ(7日)
東京・上野動物園で5日に生まれたジャイアントパンダの赤ちゃんは、7日、オスと確認されました。
赤ちゃんは「シンシン」の胸元を離れて床に落ちてしまったため、保育器に移して育てられ、上野動物園は5日からずっと子守を続けてきたシンシンの体力の回復を待って、赤ちゃんを親元に戻すことにしています。
上野動物園によりますと、「シンシン」は5日に赤ちゃんを生んでから一時も離さずに頻繁に母乳を与え、順調に子育てをしている様子が見られましたが、6日午後11時半ごろ、赤ちゃんがシンシンの胸元を離れ、床に落ちてしまったため、監視していた飼育員が赤ちゃんを保護したということです。
この際、赤ちゃんはオスと確認され、体重はおよそ133グラムで平均的な大きさだということです。
飼育員はその後、赤ちゃんを「シンシン」のもとに戻しましたが、「シンシン」はタケノコを食べていて赤ちゃんを抱く気配がなく、7日午前1時ごろ、赤ちゃんを保育器に移したということです。
上野動物園では、過去にパンダのホアンホアンに生まれたばかりの赤ちゃんが下敷きになって死んだこともあり、食べることに夢中な「シンシン」から念のため赤ちゃんを引き離したということです。
シンシンはその後、横になって休むことも多く、上野動物園は、5日の出産後ずっと子守を続けてきたシンシンの体力の回復を待って、8日にも赤ちゃんを親元に戻すことにしています。
保育器に入った赤ちゃんは保温性の高いタオルにくるまって元気を取り戻しつつあるということで、人工のミルクや「シンシン」からとった母乳を哺乳瓶で与えながら観察が続けられています。
記者会見した上野動物園の土居利光園長は「せっかく生まれたので、万が一のことにならなくてほっとしている。しっかり成育するように万全を尽くして育てたい」と話していました。
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