« 東京・町田でコンビニ強盗 3万円奪い、逃走(1日) | トップページ | 札幌のスーパーの鶏肉から針 業務妨害容疑で捜査(2日) »

2012年4月 2日 (月)

暴排条例施行半年、効果じわり 偽装破門“マフィア化”警戒(2日)

暴力団関係者への利益供与などを禁じた暴力団排除条例が東京都と沖縄県で施行され、全都道府県で出そろってから4月1日で半年がたった。暴力団側が民間企業や商店と距離を置き、付き合いを控えるようになるなど大きな効果が出始める一方で、条例を徹底的に分析し、取り締まり対象にならないように対抗手段を探る暴力団も多い。組員を偽装破門して一般人に紛れ込ませるなど、組織実態を隠す“マフィア化”も進んでいるとみられ、全国の警察は警戒を強めている。
 「以前は『その筋』から注文を受けて花を持っていったこともあるが、そういう注文はなくなった」
 日本最大の歓楽街、東京・歌舞伎町にある生花店の従業員は半年間に起きた変化を話す。
 歌舞伎町は多くの飲食店、性風俗店、違法ギャンブル店を暴力団が取り仕切り、一般の店もみかじめ料などを要求されてきた。だが、そうした動きは鳴りを潜め、この生花店にも、暴力団が関係する会合に豪華な花を出すような注文はなくなったという。
 都の暴排条例は、暴力団が会合に使用すると知っていながら、会場の提供や設営、さらには仕出し弁当や花などのサービス提供も「利益供与」として禁止した。違反すれば、業者は中止の勧告を受け、従わなければ名前が公表される。ただ、埼玉県の造園業者が勧告を受けた以外は、そうしたケースはなかった。

 警視庁の捜査関係者は「警察からの監視の目が厳しくなることを警戒している暴力団側が、一般企業や商店からある程度距離を置いているようだ」と話す。
■ ■ ■ 暴力団が暴排条例の前に、完全に屈したわけではない。
 「みんなでレストランに集まって話し合いをするのは条例に違反するのか」  都内のある事務所では、暴力団組員らが椅子に座り、弁護士に質問を投げかけた。暴排条例で、自分たちの活動が取り締まりの対象にならないように継続的に勉強しているのだ。
 捜査幹部は「指定暴力団山口組や住吉会、稲川会などはいずれも、配下の組員対象に条例の勉強会を開いている」と指摘する。弁護士が用意した条例に関するテストを組員に解かせるケースもあるという。
 警察庁によると、全国の暴力団構成員と準構成員は昨年末時点で前年比約8300人減の約7万3千人。平成4年の暴力団対策法施行以来、最少となった。多くの巨大歓楽街を抱える都内でも減少傾向は顕著で、警視庁によると、構成員は前年比5.9%減の1万5950人で、13年ぶりに1万6千人を割り込んだ。
 暴排条例は、暴力団の資金源を断つなど効果が大きい一方、懸念もある。
 警視庁幹部は「組員を偽装破門して一般人に紛れ込ませ、通常の経済活動をさせることで資金を獲得しているという一面もある」と指摘する。
 暴排条例で、暴力団として活動が難しくなれば、組員の身分を隠して陰で動く。その結果、暴力団の実態は、ますます見えなくなる。捜査幹部は「以前に比べ、暴力団の活動実態はつかみにくい。これまでの動きは静かだが、今後、条例に対してどのような反転攻勢をかけてくるのか、情報収集を進めていきたい」と警戒を強めている。

Msn_s1 http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/120401/crm12040120580013-n2.htm

« 東京・町田でコンビニ強盗 3万円奪い、逃走(1日) | トップページ | 札幌のスーパーの鶏肉から針 業務妨害容疑で捜査(2日) »

暴力団関係等組織犯罪、 銃刀法違反 密輸入輸出」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/514231/54369822

この記事へのトラックバック一覧です: 暴排条例施行半年、効果じわり 偽装破門“マフィア化”警戒(2日):

« 東京・町田でコンビニ強盗 3万円奪い、逃走(1日) | トップページ | 札幌のスーパーの鶏肉から針 業務妨害容疑で捜査(2日) »