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2012年3月23日 (金)

「迅速・正確・100%安全」 中国人ら巧妙化する密航ビジネス(23日)

船を使って日本を不法に出入国する密航ビジネスが様変わりしつつあるようだ。かつては食うや食わずで100人単位が命懸けで密航してきたが、最近は少人数が船室に保護され、食事付きも。“統計に表れない入国者”は1000人単位で存在するとみられるが、警察や海上保安庁が摘発する密航者数は激減。水際で防ぐ決め手がない。

最近の摘発者数は激減

 海保によると、1990年代は船を1隻丸ごと密航用に仕立てたり、コンテナに詰め込んだりして、大人数が劣悪な環境で渡航。98年の真夏、東京港に到着した貨物船のコンテナで中国人16人が見つかったが、うち8人は衰弱死していた。

 そうした密航はこの数年、ほとんど摘発されなくなった。

 昨年8月、中国人の男がカンボジア船籍貨物船に潜み、福岡県の博多港に不法上陸し逮捕された。同じく昨年11月には横浜・大黒ふ頭に着岸したコンテナ船から密航者5人が逃走。海保は密航を手助けしたとして船長や甲板員ら3人を逮捕した。

数人単位で食事付き

 逮捕者らの供述から浮かび上がった手口は-。密航ブローカーから依頼を受けた一部の外国人船員らが窓口になり、自分が乗務する貨物船などに乗せ、居住区の部屋に数人単位で潜伏させる。

 密航者のことは船内でも限られた人しか知らず、定時に食事も与える。スーツ姿で夜の闇に紛れ下船する密航者もいた。http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/120323/crm12032310310006-n1.htm

 

報酬の“相場”は1人100万~250万円。ブローカーが最大8割、残りが船員らの取り分に。高額なほど密航中の待遇は良くなるらしい。

フリーペーパーで募集

 東京・大久保のコリアンタウン。路上に並ぶハングルのフリーペーパーにはこう書いてあった。

 「出入国で悩んでおられる方、解決可能。迅速、正確、安全100%。24時間対応…」。携帯電話番号まである。

 在留期限を超え出国できない外国人や、不法入国後に出国を希望する外国人、正当な手段では入国できない仲間を日本へ呼び寄せたい人向けのビジネスだ。

 「この携帯の持ち主はブローカーというより、その手先。暗躍するやつは人目に付かない奥にいる」と捜査担当者。

 貨物船を使う手口のほかに、捜査当局は韓国からの「高速型密航」も警戒する。時速約70キロで疾走する小型高速船で朝鮮半島から九州北部へ。下見を重ねた日本の沿岸で数人を別の船に移したり上陸させたりする。この間、わずか数時間。捜査担当者は「端緒情報もつかみにくい」と漏らす。

 〈集団密航船と摘発〉海上保安庁によると、1990年代は中国から日本へ船による集団密航が相次いだ。97年は2人以上の摘発を指す集団密航事件だけでも、中国人ら1337人を摘発した。しかし2000年代に入り摘発件数も人数も激減。統計上は10年に日本から強制退去させられた不法入国者のうち、約千人が「船で日本に密入国した」と供述している。これに対し同年、日本の捜査当局が摘発した集団密航事件の外国人は22人にすぎない。

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