「危機意識が不足」 長崎2女性殺害、3県警が検証結果を説明(6日)
長崎県西海(さいかい)市で昨年12月に起こった2女性殺害事件で、発生前からストーカー被害の相談を受けていた千葉、長崎、三重の3県警は、「重大事件に発展するという危機意識が不足していた」とする検証結果をまとめ5日、遺族側に伝えた。遺族側が3県警の事件前の対応を批判し、文書で経緯の説明を求めていた。
妻と母を殺害された山下誠さん(58)は、殺人容疑などで逮捕された無職、筒井郷太容疑者(27)=鑑定留置中=から三女が受けたストーカー被害を3県警に相談。しかし、三女が住む地域を管轄する千葉県警習志野署が昨年12月に相談を受けた際、「刑事課が1人も空いていないので、1週間待ってほしい」と応じるなどしたため対応が遅れた。
検証結果では、犯行直前に筒井容疑者が行方をくらましたときなどに、3県警で情報共有や連携が図られず、組織的な対応ができていなかったと指摘。「過去に男女間トラブルが、重大事件に発展したことを念頭に置いた対応ができていなかった」とした。
今後の対策として、警察署から県警本部に徹底して報告を上げることや、組織間での連絡調整を図る指導官を指定することなどを盛り込んだ。
http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/120305/crm12030522570028-n1.htm
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