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2012年3月 3日 (土)

元警視庁似顔絵捜査官、草分けが自伝「被害者がかわいそう」(3日)

 被害者や目撃者の証言から犯人の似顔絵を描く似顔絵捜査を警視庁で始めた元警視庁鑑識課現場写真係、戸島国雄さん(71)が自身の半生をまとめた「警視庁 似顔絵捜査官001号」(並木書房)=写真=が出版された。当初は主流ではなかった似顔絵捜査は、戸島さんの努力で欠かせない捜査手法に。誕生秘話や後輩たちへの思いをこの本に込めた。

 戸島さんが平成13年に定年退職するまでに描いた似顔絵は約1千枚に上る。だが、最初は何もかもが手探りのスタートだった。

 昭和51年1月。東京都内で女性が男に襲われた事件の捜査班の一員だったとき、被害者の女性が犯人の人相を何度も聞かれ、困惑していた。「これじゃ被害者がかわいそうだ」。絵に自信はなかったが、同僚捜査員の間に割って入り、似顔絵を描いて配った。

 当時は顔の部分写真を組み合わせるモンタージュ写真が主流の時代。似顔絵は見向きもされなかったが「モンタージュ写真は作成に時間がかかる。記憶が鮮明なうちに作成できる似顔絵の方が効果的なはず」と似顔絵を描き続けた。休日には公園にいる似顔絵師に技法を学び、腕を磨いた。

 

やがて犯人検挙に役立つケースが増え、捜査手法として確立。泣き続ける4歳の女児をなだめ、特徴をアニメのキャラクターに例えて聞き出したこともある。絵を見た女児が再び大声で泣き出すと、「犯人に似ているからだ」と確信。実際にそっくりの容疑者が逮捕されたという。

 平成12年新設された「似顔絵捜査員」制度の第1号に任命された。現在、警視庁の似顔絵捜査員は約300人。「ここまで大きくなるとは思わなかった」。

 退職後は、タイ警察の指導のため、国際協力機構のボランティアとして渡航。似顔絵捜査だけでなく、鑑識活動の「いろは」を教え、昨年7月に帰国した。

 戸島さんは「自分がまいた種が根をはり、大きく枝を広げたことを誇りに思う。時代は変わっても目撃者の証言が大事。それを絵にすることが犯人逮捕に役立つことは変わらない。積極的に似顔絵を描いてほしい」と後輩捜査員にエールを送った。

Msn_s1_2 http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/120302/crm12030222120027-n2.htm

 

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