ストーカー殺人、遺族に調査結果報告(5日)
2か月前、千葉県で女性にストーカー行為を続けていた男が長崎県西海市で女性の家族2人を殺害した事件で、5日、警察は事件前の対応の問題点について調査結果をまとめ、遺族に報告しました。
現在、調査結果について、長崎・千葉・三重3県警が合同で、遺族に対して行った報告内容の記者発表を行っています。発表では、今回の事件をめぐる対応について、5つの問題点があったと報告されています。
「改めて亡くなられたお二人のご冥福をお祈りするとともに、ご遺族の皆様に心からお悔やみを申し上げます」(長崎・千葉・三重県警の合同会見)
この事件は、千葉県でかつて交際していた女性にストーカー行為を続けていた筒井郷太容疑者(27)が、去年12月、長崎県西海市にある女性の実家に侵入し、母親と祖母を殺害したものです。今回の事件は女性への暴力やストーカー行為がエスカレートした末、殺人にまで発展したとみられています。
「この国で誰が危険人物から守ってくれるのか」(遺族・山下誠さんのコメント)
山下さんは、警察が娘への脅迫や付きまといをやめない筒井容疑者を野放しにしたと指摘。これについては、男女間トラブルが重大事件に発見する危機意識が不足していたと対応の遅れを認めています。
また、事件10日前に傷害の被害届を提出に行った山下さんに、千葉県警習志野署の署員が「刑事課が1人もあいていないので1週間待ってくれ」と言ったことについては、警察署内での連携が十分に図られていなかったと釈明しています。
また、調査報告では、ストーカー規制法の運用上の問題、県警間の連係の不備などにも触れ、今後、適切な運用を図りたいとしています。(05日18:03)
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