GS銘柄株勧誘:詐欺容疑で14人再逮捕へ…大阪府警(7日)
長野県松本市の廃棄物処理業「日本ティーエムアイ(TMI)」のグリーンシート(GS)銘柄株を巡る違法勧誘事件で、大阪府警生活経済課は8日にも、経営コンサルタント会社顧問の菊池薫容疑者(49)ら14人=金融商品取引法違反容疑で逮捕=を詐欺の疑いで再逮捕する方針を固めた。府警は菊池容疑者らが全国の高齢者ら約160人から9億円以上をだまし取ったとみて追及する。
捜査関係者によると、菊池容疑者らは昨年以降、TMI社株に上場の見込みがないのに「必ず上場する。GS銘柄の株だから安心だ」などと言って売却し、高齢者ら数人から1億数千万円を詐取した疑いが持たれている。
府警は、同社元社長の加納千之(ちゆき)容疑者(65)から資金繰りの相談を受けた菊池容疑者が事件を主導したとみている。加納容疑者ら同社役員2人については、詐取に関与していないとして詐欺容疑での立件は見送るという。
事件では、菊池、加納両容疑者ら16人が国の金融商品取引業の登録を受けず、全国の約6600人に同社株を購入するよう違法に勧誘したとして、同法違反(無登録営業)容疑で逮捕された。菊池容疑者は加納容疑者から同社の約47万株を約1.2億円で買収し、自ら新設した大阪支店を拠点にして高齢者らに売りさばいていた。
GSは日本証券業協会が97年、非上場企業の発行する未公開株を取引する場として始めた制度。取扱証券会社が企業の財務状況などを審査して同協会にGS銘柄の指定を申請。指定を受けると取扱証券会社が窓口になり投資家が売買できる。【服部陽】
http://mainichi.jp/select/jiken/news/20120207k0000e040212000c.html
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