« 相次ぐ覚醒剤の無罪に危機感 警察庁(14日) | トップページ | 発砲容疑の暴力団関係者を指名手配 千葉(14日) »

2012年2月14日 (火)

最高裁、裁判員無罪判決支持 覚醒剤密輸事件(14日)

覚せい剤取締法違反(営利目的輸入)などの罪に問われ、1審千葉地裁の裁判員裁判で全面無罪となった後、2審東京高裁で逆転有罪とされた元会社役員、安西喜久夫被告(61)の上告審判決で、最高裁第1小法廷(金築誠志裁判長)は13日、2審判決を破棄し、1審判決を支持する判決を言い渡した。無罪が確定する。裁判官5人の全員一致の結論。

関連記事

記事本文の続き 同小法廷は、2審で事実誤認を理由に1審判決を見直す場合は、論理的な整合性や一般常識などにあたる「論理則、経験則」に照らして、不合理な点があることを具体的に示さなければならない、との初判断を示した。こうした基準について「裁判員裁判の導入を契機として、1審で直接主義、口頭主義が徹底されている状況では、より強く当てはまる」と述べた。

 事件は、裁判員らが無罪とした1審判決を2審が覆した初のケースで、最高裁の判断が注目されていた。最高裁が2審の審理の在り方を初めて明確にしたことで、高裁の裁判実務に大きな影響を与えそうだ。

 同小法廷は、判決で、2審について「1審判決に事後的な審査を加えるべきもの」とし、「事後審」としての性格を明言した。

 今回の事件については被告の供述の変化や逮捕時の言動などをそれぞれ検討し、「論理的な整合性や一般常識で考えると1審判決のような評価や見方は可能」と指摘。「2審判決は1審の判断が不合理であることを具体的に示しているとはいえない」とした。

 被告は、平成21年11月、成田空港で覚醒剤約1キロ入りの缶をバッグ内に隠し持ったとして起訴された。被告が覚醒剤と認識していたかどうかが争点となり、1審は「認識していたとはいえない」と認定。2審は「1審は証拠評価を誤った」として、懲役10年、罰金600万円の逆転有罪としていた。

Head_logo1_2 http://search.jword.jp/cns.dll?type=lk&fm=127&agent=11&partner=nifty&name=%A5%A4%A5%B6&lang=euc&prop=500&bypass=2&dispconfig=

 

« 相次ぐ覚醒剤の無罪に危機感 警察庁(14日) | トップページ | 発砲容疑の暴力団関係者を指名手配 千葉(14日) »

裁判」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/514231/53979363

この記事へのトラックバック一覧です: 最高裁、裁判員無罪判決支持 覚醒剤密輸事件(14日):

« 相次ぐ覚醒剤の無罪に危機感 警察庁(14日) | トップページ | 発砲容疑の暴力団関係者を指名手配 千葉(14日) »