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2012年1月10日 (火)

振り込め詐欺:被害額が倍増 昨年1~11月、計13億833万円 撃退啓発に県警懸命 /埼玉(10日)

◇訪問受領の新手口で1件あたりが高額化

 県内の振り込め詐欺の被害額が急増している。県警のまとめによると昨年1~11月の被害は、計13億833万円(502件)。前年同期の6億9329万円(493件)に比べて額はほぼ2倍となり、全都道府県中のワースト4位になった。県警は、前年同期比40人増の65人を詐欺などの容疑で逮捕。だまされないための注意点をまとめた「オレオレ詐欺撃退チェックシート」を街頭キャンペーンや戸別訪問で数十万枚配布するなど対策に懸命だ。

 昨年は1件あたりの被害が高額化した。ふじみ野市の無職女性(77)は、4170万円をだまし取られた。長男を装った男から「会社の金を使い込んでしまった」と電話があり、金の振り込みや手渡しを繰り返した。この件を含めた1000万円以上の被害は19件で、前年同期の3件を大きく上回った。被害額の平均は約261万円だった。

 高額化の一因が「振り込んで」と言わない新しい手口の振り込め詐欺「手交型」だ。「同僚がお金を取りに行く」などと理由を付けて、犯行グループの一員が直接、自宅を訪れる。昨年は11月末までに237件の手交型が起き、振り込め詐欺の半数近くを占めた。

 窓口から振り込みをすれば金融機関の係員が事情を確認するし、ATM(現金自動受払機)には振り込み限度額がある。これらを避けて多額の現金を奪うのが、手交型の狙いとみられる。現金を受け取る役の「受け子」が到着するまで、電話をかける役の「かけ子」が話し続けて電話を切らせず、被害者が冷静になる時間を与えないようにするなど、手口は巧妙という。

 県警は、詐欺の犯行グループがよく使うだまし文句の9項目を「オレオレ詐欺撃退チェックシート」にまとめた。「ひとつでも当てはまれば、元の携帯番号に確認を」「確かめる前にお金を渡さないで」と注意を促している。【飼手勇介】

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