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2011年12月26日 (月)

規制の網かからず、「非出会い系」で被害続々(26日)

年齢確認の厳格化などを盛り込んだ改正出会い系サイト規制法の施行から今月で丸3年。規制が強化された出会い系と入れ替わるように「ゲームサイト」や「プロフィル(自己紹介)サイト」などの「非出会い系サイト」を通じて子どもたちが被害に遭う事件が、全国同様、石川県内でも増えている。

 

県警は予防策として、「フィルタリング(閲覧規制)の完全実施を」と呼びかけるが、非出会い系の中にはフィルタリングの網にかからないサイトも多い。

 「今度会おうか?」「じゃあ電話番号、書いて送るね」。金沢市の私立高校2年の女子生徒が、携帯電話向けの大手ゲームサイトに登録し、顔写真などのプロフィルを公開すると、いくつもの“声”がかかった。「この人なら大丈夫そうかな」。何度かのメッセージのやりとり後、互いの電話番号を交換。電話で話した印象で相手の人柄を見極め、会うかどうか決めるという。

 女子生徒は過去に数回、こうした形で知らない男性と会ったが、「変な人はいなかった」と話す。ただ、「男にいきなり抱きつかれた友達がいた」ほか、自身もしつこいメールに悩まされた経験があり、怖さも感じている。別の私立高校1年の女子生徒も、「性別は女性、プリクラも女性だったので会いに行ったら男の人がいた」という話を聞いたことがあるという。

 面識のない男女の出会いや交際を目的とする「出会い系サイト」に対し、「非出会い系サイト」は、利用者がメッセージをやり取りするなどの機能を使うことで、結果的に出会い系サイトと同じ役割を果たす。

 県警少年課によると、「出会い系サイト」がきっかけで、性犯罪などに18歳未満の子どもが巻き込まれる福祉犯件数は、2008年に15件(被害者9人)、09年に6件(同5人)、10年に12件(同3人)。一方、「非出会い系」に絡んだ件数は、08年に15件(同14人)、09年に23件(同17人)、10年に24件(同16人)と、増加している。今年9月には、掲示板でのやりとりをきっかけに、県内の女子中学生(当時14歳)にみだらな行為をしたとして、三重県の男が県警に逮捕される事件も起きている。

 県警が予防策として推奨しているのが、携帯電話にフィルタリングを設定し、有害サイトへの接続を遮断することだ。県警が10~11年上半期(1~6月)に非出会い系サイトで被害に遭った子ども22人の携帯電話を調べた結果、フィルタリングを設定していなかった。

 フィルタリングについては、県が昨年改正、施行した「いしかわ子ども総合条例」の中で、18歳未満が使う携帯のフィルタリングを外す際には、理由を記した書類を親が販売店に提出するよう求めている。

 2010年11月の県の調査によると、県内のフィルタリング利用率は、小学6年で73・1%、中学1年で77・4%、高校1年で75・2%。内閣府や警察庁が実施した全国調査と比べると、高い利用率で、「条例制定が寄与している」(県少子化対策監室)との見方もある。

 ただ、フィルタリングでは、ゲームサイトや掲示板といった非出会い系サイトへの接続を絶つことは難しい。県少子化対策監室では「携帯電話の機種によっては、(ゲームサイトなどの)そうしたサイトに接続できないものもある。危険性を含めて保護者にも知識を持ってもらうように啓発していきたい」としている。(加藤哲大、三歩一真希)

 

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