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2011年11月21日 (月)

「めぐみさん」記載の平壌住民データ、なぜ流出(21日)

昨夏以降、日韓関係者に接触

 拉致被害者の横田めぐみさん=拉致当時(13)=と生年月日が一致する女性が掲載されていた北朝鮮の平壌住民約210万人のデータについて、昨夏以降、韓国ソウル市内の日韓情報関係者に、「3億円で買い取らないか」などと持ちかけられていたことが19日、複数の関係者への取材で分かった。データの信憑(しんぴょう)性に関しては詳細な解析が必要だが、日本政府は流出の背景にも注目している。(久保田るり子)

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記事本文の続き 複数ルートから

 韓国の週刊誌「週刊朝鮮」の報道で明らかになった、17歳以上の平壌住民約210万人の個人情報を記したデータは、マイクロソフトの図表ソフトに入力され検索が可能なもので、昨夏以降、「買わないか」と持ちかけられた日韓関係者が数人いた。

 韓国人の情報では「昨夏は3億円(日本円換算)だった」というが、今年の年初に「1億円でどうだという話があった」と証言する日本の関係者もいる。ルートは複数あり、韓国人や脱北者がデータの購入を持ちかけたという。他に日本人だけの情報を抽出した名簿が85人分、68人分と少なくとも2種類あり、「数十万円」から「500万円」までの値が付いていた。

 これら2つの名簿は印字されたもので、いずれにも横田めぐみさんの朝鮮名「リュ・ミョンスク」に該当するデータはなかったが、85人分には、帰国した拉致被害者、曽我ひとみさん(52)の朝鮮名「ミン・ヘギョン」と夫で米国人のジェンキンスさん(71)ら家族の情報が入っていた。

 日本政府は85人の名簿を昨秋入手しているが、210万人の全データはまだ手に入れていないもようだ。

 週刊朝鮮によると、同誌が入手したデータには、めぐみさんと生年月日が同じ「ハン・ソンエ」という名前の女性が記載され、夫の「キム・ヨンナム」と娘の「キム・ウンギョン」の名前も一致。女性の血液型がめぐみさんと違うなど、相違点もあるが、日本政府はめぐみさんの可能性も視野に同誌に協力を要請した。

 平壌の住民データは秘密警察の国家安全保衛部が2005年に作成したとのふれこみで、同誌は中朝国境で入手したとしている。

 「ハン・ソンエ」という女性のデータに関して、厳重な監視下にあるはずのめぐみさんのデータを無造作に記載するのか、という疑問も指摘されている。

 対日工作疑いも

 日本政府関係者が注目するのは、日本人拉致被害者に関する情報の出方だ。昨秋以降、北朝鮮当局者が民主党議員に接近し、前後して「田口八重子さんの生存情報」がもたらされた。最近は日朝関係者を通じ、「めぐみさんは04~05年に生存していた」との話や彼女の娘の結婚情報などが流れている。

 北朝鮮金正日体制の威信をかけた「金日成生誕100年行事」を来春に控えており、一連の情報流出は「日本からの支援を引き出すための対話再開に向けた、北朝鮮側の対日政治工作ではないか」との見方もある。

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