危険なピスト自転車、「止まらない」を実験 (25日)
ブレーキがついていないピスト自転車による事故が多発しています。普通の自転車と、ブレーキのないピスト自転車では、止まるまでの距離にどれくらい差があるのかを検証する実験が行われました。
自動車教習所で実施された自転車のブレーキの実験。一番右の自転車は停止位置をはるかに越え、ようやく止まりました。
これは、競輪などで使用されるブレーキのない「ノーブレーキピスト」と呼ばれる自転車です。「軽くておしゃれ」と若者に人気を呼んでいますが、減速するにはペダルを逆方向に踏み込むしかなく、普通の自転車のように急停止することができません。
「このままでは公道で走ることは不可能。自殺行為であり自分がけがをする分にはいいかもしれないんですけど、他の人に迷惑をかけてしまう」(自転車競技選手 辻本翔太さん)
警視庁によりますと、ブレーキがない「ピスト」などの自転車への取り締まりは、東京都内でおととしの2件だったのが、去年は662件。今年は9月末までで700件に上るなど、社会問題となっています。
普通の自転車とブレーキのないピスト自転車では、どれくらい違うのでしょうか。
「まずは普通の自転車に乗ってみます。ブレーキつきの普通の自転車は、この線の上で、ちゃんと止まることができました」(記者)
では、ブレーキのないピスト自転車ではどうでしょうか。
「危ない、危ない。止まらない」(記者)
警察官に支えられ、ようやく止まりましたが、そこは交差点の真ん中です。
「実験結果を目の当たりにして、これだけ制動距離が違うというのははっきりした。自転車は免許がなくても乗れる、それだけに安易な気持ちで乗らないでルールをきちっと守って乗って頂きたい」(松戸警察署 黒沼寿光 交通課長)
松戸署ではピスト自転車を署内に展示するなどして、自転車の安全利用を呼びかけています。(24日17:58)
http://news.tbs.co.jp/newseye/tbs_newseye4859797.html
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