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2011年10月20日 (木)

仏像盗難、暴力団の影 滋賀で持ち去り相次ぐ(20日)

国宝と国の重要文化財の数が全国4位の滋賀県で仏像が持ち去られる事件が相次いでいる。19日にも大津市の三井寺(園城寺)で仏像2体の盗難が判明するなど過去9年間で仏像などの文化財盗難は58件に上っている。仏像は闇ルートで売りさばかれているとみられ、多くは行方不明のままだ。県教委は対策強化に乗り出し、県警は暴力団の新たな資金源になる恐れもあるとみて警戒を強めている。

 滋賀県は国宝と重文の指定件数が800点を超え、東京都、京都府、奈良県に次ぐ数を誇る。近年、若者や女性らの間で仏像ブームが広がる一方、仏像が持ち去られる盗難被害も多発している。

 三井寺で19日に盗難が分かったのは、3体で構成される役行者前鬼後鬼像(えんのぎょうじゃぜんきごきぞう)の一部で、役行者の左右に配された前鬼(ぜんき)=高さ約20センチ、後鬼(ごき)=同=の2体。敷地内の金堂内に収蔵されていたが、午前9時半ごろ、職員がなくなっているのに気づいた。県警大津署によると、金堂は日中は一般参拝者のために開放されているが、夜間などは施錠されている。盗まれたのは職員が収蔵を確認していた16日以降とみられる。

 県内では20年11月に浄福寺(じょうふくじ)=甲賀市=で木造不動明王立像(ふどうみょうおうりゅうぞう)など2体が盗まれたほか、21年4月~6月に西香院(さいかいん)=同=で木造不動明王立像(ふどうみょうおうりゅうぞう)、木造毘沙門天立像(びしゃもんてんりゅうぞう)など3体が、三蓮寺(さんれんじ)=草津市=で12体1組の十二神将像(しんしょうぞう)など14体が、それぞれ被害に遭っている。

 

県教委によると、被害の本格調査に乗り出した平成15年度以降、仏像を主とする文化財盗難は58件に上っており、これまでに仏像盗難の注意を呼び掛ける文書を1万部作成し、寺などに配布。住民とパトロールを実施しているほか、県内の仏像約1万体の写真を撮影した「防犯台帳」を独自に作成、簡単に盗品と照合できるようにした。すでに台帳を電子データ化し、県警と共有。文化庁には仏像の写真を提供し、文化財に指定されていない仏像の監視を依頼した。

 盗難の対策強化は他の地域にも広がっている。奈良県警は同じような防犯台帳を作成、京都府では保護パトロールにあたる「文化財保護指導委員」を市町村に1人以上配置している。

 滋賀県教委文化財保護課の井上優副主幹は「仏像は信仰の対象であると同時に地域に根付いた文化遺産。地域から切り離され、転売された仏像は糸の切れたたこと同じで価値は失われる。今後も取り組みを強化したい」と話している。

Msn_s1 http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/111019/crm11101923560035-n2.htm

 

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