« 振り込め詐欺:「新築祝いで」言い訳も指示 /岐阜(6日) | トップページ | 里見浩太朗さん、今陽子さんらが交通安全呼びかけ(7日) »

2011年9月 6日 (火)

帰宅困難者対策の条例制定へ(6日)東京

大地震が起きた際鉄道の運休などによって自宅に戻れなくなるいわゆる「帰宅困難者」の安全を確保するため、東京・港区は区内の企業に対して、企業の責任で従業員が一斉に帰宅しないよう求める条例の制定を目指すことになりました。
東日本大震災では、帰宅困難者となった人の多くが鉄道が運休する中、歩いて帰宅しましたが、今後、30年以内に70%の確率で起こるとされている首都直下地震では、住宅の密集地で火災が起き、歩いて帰宅することが危険だと指摘されています。
こうしたことから東京・港区は、区内の企業に対して事業者の責任で飲料水や食料などを備蓄し、従業員を一斉に帰宅させないよう求める条例を制定することになりました。
港区は、区議会に条例案を提案し、来月上旬の制定を目指しますが、条例には罰則を設けていないため、区内の企業に対し、協力を要請するということです。
都心の港区には、4万5000社の企業が集中し、20万人の人口に対して働く人などを含めた昼間人口は90万人にのぼります。
港区の武井雅昭区長は、「これまで事業所では担当者が熱心に取り組んでいても、組織としての意思決定までにはなりにくい状況があった。想定される首都直下地震では港区での被害は今回の震災時とは比較にならないので、対策を立てなければならない」と話しています。
自治体が企業に対して、帰宅困難になった従業員が一斉に帰宅しないよう求める条例を制定するのは、東京23区で初めてだということです。
港区東新橋にある大手印刷会社、「トッパン・フォームズ」では、震災当日、本社ビルにいた1000人あまりの社員らが相次いで帰宅しました。
しかし国が「会社などにとどまるように」と呼びかけを始めたあとは社員は建物に残り、最終的に400人ほどが宿泊しました。
この会社ではおよそ1000人の社員が3日間、寝泊りできる水や食料などを備蓄していて、社員はいすをつなげて体を伸ばしたり、床にダンボールをしいて毛布をかけたりして一晩を過ごしたということです。
「トッパン・フォームズ」の玉井弘樹部長は「震災で多くの人が帰宅困難になったことを目の当たりにした今、社員の安全を守るのは社会的責務だと思います。ただ、どの程度備蓄をしておけばいいのかや、子どもや家族のために家に戻りたいという社員にどのように対応すればいいか、難しい面もある。条例を機に帰宅させるかどうかの基準づくりを検討していきたい」と話していました。

News_pic1_3 http://www.nhk.or.jp/shutoken/lnews/1005385251.html

 

« 振り込め詐欺:「新築祝いで」言い訳も指示 /岐阜(6日) | トップページ | 里見浩太朗さん、今陽子さんらが交通安全呼びかけ(7日) »

災害(地震など)・火災・遭難・天災」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/514231/52664363

この記事へのトラックバック一覧です: 帰宅困難者対策の条例制定へ(6日)東京:

« 振り込め詐欺:「新築祝いで」言い訳も指示 /岐阜(6日) | トップページ | 里見浩太朗さん、今陽子さんらが交通安全呼びかけ(7日) »