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2011年8月22日 (月)

女性警官10年倍増計画…茨城県警、目標は1割(22日)

茨城県警は、女性警察官を10年後の2021年4月までに、現在の270人から倍増させ、全警察官に占める割合を約10%に引き上げる増員計画をまとめた。

少子化で人材確保が困難になることを視野に入れ、体力的に男性より劣っても頭脳

明晰

(

めいせき

)

だったり、特に秀でた能力があったりする女性を積極的に採用する。女性の採用条件には身長・体重制限が設けられているが、今後は制限を緩和するなどして門戸を広げる方針だ。

 県警警務課によると、女性警察官は11年4月現在、270人。全警察官4715人の5・7%にとどまり、全国平均の6・5%を下回っている。ここ数年、自然増で少しずつ増えてはいるものの、ペースが遅いため本腰を入れることにし、計画初年度の今年度は36人の新規採用を見込んでいる。

 県警の女性警察官は、1947年1月に1期生30人を採用したのが始まり。性犯罪被害者の心のケアや女性容疑者の取り調べ、留置人の管理などで活躍してきた。しかし、結婚や出産などによる退職もあり、現在、県警本部の課長補佐や各署の課長となる「警部」はわずか3人しかいない。

 警察庁は今年2月、男女共同参画の推進を目的に、都道府県警に対し、女性警察官の雇用促進を指示。これを受け、県警は警務部内に「女性警察官の採用・登用拡大検討会」を設置し、増員計画を策定した。

 計画では、現在の身長1メートル55、体重45キロ以上の女性警察官の受験資格を緩和。警察署や交番の女性の仮眠施設、トイレなどの整備を進めるとともに、育児休業者の復職支援や先輩警察官が新人の相談役となる「メンター制度」の導入など、職場環境の充実を図るとしている。

 職域も拡大する方向で、これまでほとんど配置されなかった交通事故捜査班や自動車警ら隊、サイバー犯罪の捜査などにも登用する。装備の充実、軽装化を進め、特に体力が必要な機動隊などへの入隊も検討する。

 5月の女性警察官採用の競争倍率は8・2倍の狭き門だったが、今後、倍率は下がるとみられ、県警警務課の吉田浩一総括理事官は「女性警察官の働きやすい環境を作り、優秀な人材の確保、職域拡大に努めたい」としている。

 県警警務課採用係長の森川由紀子警部補(31)は倍増計画を受け、「男性も女性も同じ警察官。女性だからできないということはない」と、女性に積極的な挑戦を促す。

 森川警部補は2003年4月、刑事ドラマ「踊る大捜査線」の刑事にあこがれて県警に入った。警察について、漠然と“男の職場”というイメージは持っていたが、「ここまで男性が多いとは」と驚いたという。

 採用後は、交番勤務や刑事課、留置管理課などを経験。その中で「女性ならではの仕事ができた」と自負する実績がある。筑西署刑事課勤務の頃、連続性犯罪事件があり、被害女性からじっくりと話を聞いた。徐々に心を開いてくれ、容疑者逮捕を報告すると、涙を流し、裁判にも証人として出廷してくれたという。

 昨年11月に先輩警察官と結婚。家事とのバランスや出産などもあるが、「上司や先輩が気を使ってくれる。普通の会社と同じです」と笑う。これまで警察署や交番に女性用トイレや休憩所が少なかったり、同じ職場に相談できる女性の先輩がいなかったりと苦労することも多かったが、「本人の適性があれば女性でもできることはたくさんある。女性のポストを広げていきたい」と意欲を燃やす。

 

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