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2011年8月 2日 (火)

自称・霊能力者「悪霊が…」除霊詐欺5億円?(2日)

〈霊能力者〉と称する滋賀県高島市マキノ町海津、無職旭イソエ被告(58)(詐欺罪で公判中)が2~7月、大津市の他、愛知、奈良、岐阜3県の主婦や会社役員ら計5人から「除霊を行う」などと言って金をだまし取ったとして、詐欺容疑で逮捕された。

 

 3回の再逮捕も含め、被害総額は立件されただけで1億円を超えている。旭被告は容疑を否認しているが、高島署は除霊目的で集めた金は5億円に上るとみて、全容解明に努めている。

 ◆端 緒

 2007年頃、奈良県橿原市の会社役員の男性(68)が旭被告のうわさを聞きつけ、「産廃処理場の開発が難航している」と相談。旭被告は「悪霊が取りついている。除霊のため、金を預かる」と言い、男性から約2700万円を預かった。男性はその後、預けた金を返すよう求めたが、旭被告が応じなかったため、同署に告訴、一連の詐欺事件が発覚した。

 ◆被害者

 旭被告に金を預けた相談者は近畿、中部地方に約40人おり、旭被告を〈霊能力者〉と信じ切っていて「だまされた」と認識していない人も少なくない。年齢は50歳代以上が多く、職業は会社役員、医師、自営業、主婦ら様々で、夫婦で相談していたケースもあった。

 岐阜市の主婦(44)は「運気が悪い」などと言われて約330万円を預け、愛知県豊橋市の主婦(70)は、財産分与の民事裁判や夫の病気回復などの神事を行う名目で、約6140万円をだまし取られた。

 同市の男性医師(47)も、父親の病気回復の神事として約610万円を要求され、大津市のパート女性(61)は「母親の不幸を解消する」などと言われ、約2210万円を支払った。

 ◆手 口

 旭被告は「シャーマン」と称して約20年前に占いを始め、口コミで相談者を増やした。相談は以前、経営していた高島市のホテルで受け、「信頼できる人」を演出していた。

 旭被告は「金は返すつもりだった」と供述しているが、同署ではホテル経営などの運転資金に充てたとみており、「相談者たちはだまされやすい精神状況にあり、人の弱みにつけ込む悪質な犯行だ。霊能力者をかたる人物に相談する前に、よく考えて行動してほしい」と、注意を呼びかけている。(小宮宏祐)

 

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