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2011年7月30日 (土)

水戸IC通ればタダ…制度悪用トラック地元迷惑(30日)

中型車以上と被災証明書を持つ車両を対象にした高速道路無料化の乗降エリア最南端となっている常磐自動車道水戸インターチェンジ(IC)周辺で、大型車などの無理なUターンや生活道路への進入が増えている。

 通学路もあり安全上の問題があるとして国土交通省など関係機関が対策検討会をつくり協議を始めたが、国の制度上の不備を批判する声も上がっている。

 岩手、宮城、福島など東日本大震災の被災地復興を目的とした高速道路の無料化は、水戸IC以北の無料区間の乗降を条件に6月20日からスタート。当面、中型車以上は8月末まで、被災証明書を持つ車両は1年間無料で通行できる。このため、水戸ICで降りてすぐにUターンし、再び水戸ICに乗り東京や関西方面に向かうなど、制度に便乗したケースも目立っている。

 広島市からつくば市、取手市に配送中のトラック運転手(43)は「一度、水戸ICを通れば無料なのだから経費削減になる。狭い道路を走り、住民に迷惑はかけたくない」と、方向転換にはコンビニ店や飲食店の駐車場を利用しているという。

 こうした大型車が水戸IC周辺の国道50号などで無理なUターンをしたり、生活道路に進入したりするケースが相次いでおり、国交省、県、県警、水戸市、ネクスコ東日本は今月25日、対策検討会を設置。現地の状況確認を行った上で、「通り抜けご遠慮ください」「生活道路へ進入しないで」などと書かれた看板を取り付け、県警は「Uターン禁止」の規制標識を新たに設けた。

 しかし、近くのコンビニ店の店長(46)は「無料化以降、他県ナンバーの大型トラックが増えた。買い物をしてくれればありがたいが、ごみを捨てるだけのドライバーの方が多い」と困惑気味だ。

 周辺住民の間には不安が広がる。水戸市加倉井町の主婦綿引夕子さん(65)は「狭い路地にも車が増えたので、小学生の孫に犬の散歩を頼めなくなった。夏休みなのに安心して外で遊ばせられない」と話す。

 大畠国交相はこうした状況について「制度の悪用」とし、トラック業界団体に適正利用を求めた。一方、水戸市地域安全課の担当者は「違法性があるわけではないし、運転手のモラルに委ねるしかない。制度上の問題」と指摘。市としては、地元の小学校や周辺住民に注意を促すしかなく、「今後の制度改正の推移を見守りたい」としている。

 

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