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2011年7月17日 (日)

大量の古紙盗、姫路で被害相次ぐ その背景は…(17日)

東日本大震災後、古紙の値段上昇に伴い、自治会などが地域で集めた古紙が大量に盗まれるケースが相次いでいる。姫路市では、回収量に応じて市から地域団体に「奨励金」が支払われており、被害が拡大すれば、団体の活動などに影響が及びかねない。夜間パトロールなどさまざまな防止対策を講じているが、被害は後を絶たず、関係者は頭を抱えている。

 公益財団法人「古紙再生促進センター」(東京都)によると、2008年9月のリーマン・ショックから10年3月ごろまでは、古紙1キロ当たり8円程度だったが、東日本大震災後から上昇し、現在は10円ほど。震災後、物流の停滞に伴い、古紙となる輸送用段ボールが激減したことや、中国をはじめとする経済成長が著しいアジア各国での需要拡大などが背景という。

 姫路市は、子ども会など地域団体が集めた古紙を委託業者に売却し、1キロ当たり5円の奨励金を各団体に支給している。同市野里の「大日町子ども会」(約750世帯)は昨年、市から奨励金約17万円を受け取り、新入生歓迎会や食事会などの費用に充てた。

 持ち去られる被害が出始めたのは2年前ごろから。その影響で今年の支給額は前年から4割減となった。この春以降は、頻繁に起こるようになり、回収日前日に住民らが夜間パトロールを続けているが、被害は後を絶たない。6月初めには、夜間、ゴミステーションなど3カ所に置いていた古紙(推計約900キロ)が朝には全てなくなっていた。

 市リサイクル推進課に寄せられる市民からの被害相談も昨年は1年間で47件だったが、今年は7月12日現在で既に36件。同課は5月末から「地元売却物」「持ち去り行為は警察に通報します」などの警告を記したシートや網を自治会などに配布し、古紙の管理強化を呼び掛けた。しかし、網を切り裂いたり、下から抜き取ったりするなど悪質化。網ごと持ち去られるケースもあるという。

 姫路署によると、自治会などが管理していることが明らかな場合、抜き取りは窃盗罪、網の切り裂きは器物損壊罪に当たる。同署などは、古紙の量からトラックなどを使用しているとみている。

 大日町子ども会の竹谷ゆかり会長(46)は「地域の『善意』で集まった古紙。回収量が減ると、子ども会の活動にも影響するので、やめてほしい」と訴えている。

(鈴木雅之)

2010_0123_11120247newslogo1 http://www.kobe-np.co.jp/news/jiken/0004275874.shtml

 

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