「密着エステ」経営者ら逮捕 愛知県警、風営法違反容疑(9日)
エステ店を装って性風俗店を営業したとして、愛知県警は8日、名古屋市中区栄3丁目の「名古屋栄フランフラン」など3店を風営法違反(禁止区域営業など)の疑いで家宅捜索。各店の経営者ら計4人を逮捕し、発表した。県警は、男性客に店員が体を密着させる行為が性的サービスにあたると判断、異例の摘発に踏み切った。
保安課によると、摘発されたのは同店と、同市中区金山4丁目の「名古屋金山エゴ」、同市中村区椿町の「名古屋マーズ」。同課は系列店とみている。経営者らは「性的サービスではない」と容疑を否認しているという。
逮捕容疑は、2~4月に店舗型性風俗店の営業禁止区域内で、女性店員が胸を男性客に押しつけるなどのサービスを提供したというもの。「セラピスト」と称する水着姿の女性が個室でもてなし、男性客は裸になって紙製の「下着」をつけてサービスを受ける仕組み。各店のホームページによると、「密着エステ」をうたい、同市や川崎、横浜、札幌の各市に同様の店舗がある。
同法では、客の性的好奇心に応じて店員が体に触れるサービスを提供する店を店舗型性風俗店と規定。ただ、摘発対象は原則として男性の陰部に触れる行為に限られ、通常のエステやマッサージ店は対象外だ。
愛知県内では県条例により、新たに店舗型性風俗店を出すことはできない。捜査関係者は「違法店を放置すれば、法の網のぎりぎりを狙って出店する業者が乱立するおそれがある」と指摘する。
3店には同日午後3時すぎ、捜査員が入った。中区栄3丁目の雑居ビル5階の店舗からは女性店員や客とみられる男性が捜査員に伴われて次々と出てきた。
名古屋金山エゴや横浜の系列店では、2009~10年、18歳未満の少女を働かせたとして、労働基準法や児童福祉法に違反した容疑で店長らが逮捕されている。
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