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2011年5月 5日 (木)

飲食店への規制強化へ 焼き肉店食中毒、死者3人に(5日)

焼き肉チェーン店「焼肉酒家えびす」(本社・金沢市)の集団食中毒で、富山県は4日、同県砺波(となみ)市にある砺波店でユッケなどを食べた40代の女性が死亡したと発表した。死者は富山、福井両県の男児に続き3人目で大人では初めて。厚生労働省は、生肉を出している飲食店への規制強化に乗り出す。

 神奈川県を含め3県の患者は78人に増え、腸管出血性大腸菌のO(オー)111などで起きる溶血性尿毒症症候群(HUS)やその疑いがある重症者は23人になった。

 富山、福井両県の男児2人のケースで検出されたO111の遺伝子型が一致していることから、食肉が汚染されたのは個別店舗ではなく、東京都板橋区内の食肉卸売業者から仕入れる前の段階だった可能性が高まっている。富山県によると、この業者は東京都の調査に「生食用として出荷したものではない」と答えているという。

 ただ、店舗での調理や保存の過程で菌を増やした可能性もある。

 富山県の調査では、死亡した女性は4月23日に砺波店を家族数人と訪れ、ユッケなどを食べたという。26日に腹痛を訴え、翌27日に入院しHUSを発症。30日から昏睡(こんすい)状態だった。

 業務上過失致死傷容疑で捜査している富山、福井両県警は4日、合同捜査本部を設置した。

 腸管出血性大腸菌は牛などの腸内におり、内臓を取り出す際に肉についたり、その肉を加工・調理したりする際に汚染が広がることがある。厚労省の生食用の肉の衛生基準では、汚染された可能性がある肉の表面を削り取るなどの指標を定め、販売時には「生食用」と表示することを食肉処理施設や卸売業者に求めている。ただ基準に強制力はない。

 「生食用」表示の牛肉は2008年度以降、全国の食肉処理施設から出荷実績がないという。だが、「ユッケ用として注文すれば、簡単に仕入れられる」という飲食業者もおり、実際には多くの店では生肉が出されている。

 

厚労省は、生肉を提供している飲食店への立ち入り検査を強化するよう都道府県に要請する方針を固めた。どんな肉を仕入れ、どう調理しているか確認し、基準を守るよう指導してもらう。罰則がある食品衛生法に基づき、肉の生食に関する基準を新しく設けることも検討している。

 また厚労省は、今回の食中毒でHUSを発症した人の割合が3割程度と高い点にも注目。通常の発症率は高くても1割程度とされ、菌が変異して強毒化したか、肉に付着していた菌の数が多かった可能性があるとみている。厚労省は4日、専門家の調査チームを富山県に派遣した。(雨宮徹、稲石俊章)

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