ひったくり:全国最悪、1~5月県内710件 防犯へ県警・市民連携 /神奈川(28日)
県内で今年発生したひったくりの件数が、都道府県別で全国一となっている。県警は「ワースト1」の汚名を返上すべく、市民ボランティアたちと連携しながら、防犯対策を進めている。
県警によると、今年1~5月22日現在のひったくり認知件数は710件。東京都の703件を上回り、全国最多となっている。被害に遭った状況をみると、歩行中に車道側に持っていたバッグを奪われたケースが55・6%に達し、自転車の前かごに入れていたバッグを盗まれた事例が33・1%を占めている。また、被害者の85%が女性だった。
県警は通勤通学や帰宅の途中の人たちが狙われやすいとして、管内に多くの駅がある港北署(横浜市港北区)を3月末からモデル署に指定。地域と連携し事件の未然防止を図る。
住民らで作る同区の「太尾地区防犯連絡協議会」は、県警からの委嘱を受けて青色回転灯をつけたパトロール車(青パト)による巡回を実施。車道側でバッグを持っている歩行者や、防犯ネットなどを装着せずに前かごに荷物を入れている自転車の利用者を見つけると、声をかけ注意を促している。
朝・夕・夜と青パトに乗る副会長の佐々木貞貴さんは「いくら続けても安心できない」と気を引き締める。
また、小学生たちとともに、ひったくりや痴漢などが発生した場所を地図に書き込み、子どもたちへの防犯指導に生かしている。
23日には同署でパトロールの出陣式を実施。地元住民や慶應義塾大学(同区)の学生らによるボランティアが集まり、JR新横浜駅前などでチラシを配りながら注意を呼び掛けた。【山田麻未】http://mainichi.jp/area/kanagawa/news/20110524ddlk14040282000c.html
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