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2011年4月 7日 (木)

地検いわき支部:微罪でない容疑者釈放…女性宅侵入の男(7日)

東日本大震災後に福島地検いわき支部により釈放された強制わいせつ事件の容疑者が、女子大生のアパートに侵入して手錠をかけ体を触った容疑で逮捕された男(22)だったことが、捜査関係者への取材で分かった。検察幹部は当初「釈放したのは微罪」と説明。4月2日には同様に釈放された窃盗事件の容疑者の女が建造物侵入容疑で再び福島県警に逮捕されており、地検の釈放判断の是非が改めて問われそうだ。

 捜査関係者によると釈放されたのは当時私立大4年生の男。10年12月23日未明、目出し帽に手袋をはめ、いわき市内のアパートに住む女子大生の部屋に無施錠だった玄関から侵入。寝ていた女子大生の下半身を触ったうえ、気付いて起き上がった女子大生に手錠をかけ無理やり胸を触るなどしたとして、3月8日に強制わいせつ容疑で県警いわき中央署に逮捕された。同署の調べに対し、男は容疑を認めていたという。

 しかし15日、福島地検いわき支部は任意捜査に切り替え男を釈放。少なくとも3月末時点では女子大生側からの告訴は取り下げられておらず、捜査幹部は「被害者感情を無視した措置。そもそも釈放すべき事案なのか、はなはだ疑問だ」と指摘する。福島地検は毎日新聞の取材に「特にコメントすることはない」としている。

 福島地検といわき支部、郡山支部は震災後の3月11~16日、起訴に必要な捜査が困難と判断して容疑者31人を釈放。仙台地検も12~16日、容疑者27人と被告3人を釈放した。

 ◇検察内部からも疑問の声上がる

 福島地検の対応については検察内部からも「どういう経緯で釈放したのか」「警察との協議が不十分」と疑問視する声が上がる。

 検察官には容疑者を起訴したり釈放する権限があり、福島地検の対応も違法ではない。検察関係者によると、強制わいせつ事件については、男と女子大生に面識があったことや、男に前科前歴がなく家族が身元を引き受けたことから、逃亡や再犯の可能性は低いと判断したという。

 だが検察幹部の一人は「悪質な事件なのに釈放の判断の経緯が不透明だ」と指摘。同様に釈放した窃盗事件の容疑者が建造物侵入容疑で再び逮捕されたケースについても「起訴すべきだった」との声がある。

 元検察官の高井康行弁護士は「移送が不可能なら釈放もやむを得ない」としつつ「再犯の可能性があったり重大犯罪の場合は警察と緊密に協議すべきだ」と指摘、地検の判断を疑問とした。釈放を公表しなかったことについても「不安をあおらないという配慮だろうが、罪名や釈放理由をただちに公表すべきだった」と批判した。

Logo_mainichi_s1_2 http://mainichi.jp/select/jiken/news/20110407k0000m040183000c.html

 

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