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2011年4月14日 (木)

一斉釈放、2号機爆発後に急遽手続き 福島地検いわき支部(14日)

福島地検が東日本大震災後に警察と協議せずに容疑者を釈放した問題で、地検いわき支部が被災直後ではなく、福島第1原発2号機の圧力抑制室が爆発した3月15日朝から急遽(きゅうきょ)釈放手続きを始め、同16日以降は庁舎を一時閉鎖していたことが13日、関係者への取材で分かった。地検本庁や郡山支部は同12日から容疑者の釈放を開始しているが、いわき支部だけは同15日に全容疑者を一斉釈放しており、職員の避難のためだった疑いが浮上した。

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記事本文の続き 検察側は釈放の理由として、捜査の困難化や、容疑者の安全確保を挙げているが、いわき支部は原発から40キロ以上離れており、安全面では問題はなかった。福島地裁などの複数の関係者は「いわき支部は15日夕方から連絡が取れなくなっていた」と証言している。

 原発事故をめぐっては、3月14日に3号機の建屋が水素爆発し、周辺の放射線量のレベルが上昇。2号機は同14日夜に原子炉の水位が下がり、同15日早朝、圧力抑制プール付近が爆発し、格納容器損傷の恐れと報じられた。

 仙台高検によると、被害が大きかった場所にある仙台地検の気仙沼、石巻、登米の3支部は週明けすぐの同14日付で地検本庁に執務場所を変更。これに対し、福島県いわき市の中心部は比較的被害が小さかったが、地検いわき支部は2日遅れの同16日付で郡山支部に執務場所を移した。

 変更はそれぞれ同23、24日付で解除されている。

 地検いわき支部に3月15日時点で送検されていた容疑者は、窃盗、覚せい剤取締法違反各4人のほか、強制わいせつ、公務執行妨害、住居侵入、器物損壊各1人の計12人。

 釈放手続きは同15日午前から始まり、いわき市内の3警察署に次々と釈放指揮書が届けられた。全員の釈放が終了したのが午後4時半ごろで、そのころから地検支部と連絡がつかなくなったという。

 検察関係者の話では、福島地検本庁は同14~同15日、郡山支部は同11~同16日にかけて順次釈放。仙台地検も同12~同16日にかけて計30人を釈放していた。

 福島地検の小池隆次席検事は3月末に一時閉鎖の状況を説明。いわき支部管内で死者が多数に上ることや余震の多発を理由に、関係者の取り調べが困難になったことを理由に挙げたが、原発事故は「事情の一つとして考慮した」と述べるにとどまっている。

 福島地検は産経新聞の取材に「執務場所変更に関してはすでに説明している通り。改めて個別の取材に応じるつもりはなく、コメントもない」としている。

 いわき支部が釈放した強制わいせつの容疑者をめぐっては、知人の女子大生のアパートに侵入し、手錠をかけて体を触っていたことが明らかになり、「軽微な事件」と説明した福島地検に批判があがっていた。

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