2割増のDV、ストーカー件数ともに過去最多「家族の絆弱まる」警察庁(10日)
平成22年に全国の警察が認知したストーカーとDV(配偶者間暴力)事案はそれぞれ1万6176件(前年比9・1%増)、3万3852件(20・2%増)でともに過去最多だったことが10日、警察庁のまとめで分かった。いずれも警察への相談の増加が主な要因という。
まとめでは、禁止命令などストーカー規制法を適用した事例は1・8%増の4313件で、うち摘発は12・9%減の229件。警察が比較的被害が軽微な相談にも積極的に対応した結果、防犯指導や加害者への指導警告など規制法以外の措置は21・4%増の2万3766件(複数計上)に上った。
被害者の性別は、男性が0・8ポイント増えて10・2%に。年齢別では20代が36・3でトップ、30代29・9%、40代16・5%、10代8%と続いた。加害者は男性が85・7%を占め、30代が最多の25・9%だった。
一方、DVでも、摘発を含めたDV防止法に基づく措置は7・6%増の1万5096件だったのに対し、同法以外の措置は7万2829件(同)で27・1%の大幅増になった。被害者、加害者とも30代が最も多かった。
警察庁の幹部は「ストーカー、DVとも実態が深刻化しているというより、警察への相談の増加が目立っている。地域社会や家族の絆が弱まり、処理しきれなくなっているのではないか」と話している。
http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/110310/crm11031010090007-n1.htm
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