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2011年3月 7日 (月)

熊本女児殺害 危険な公共空間の「死角」(7日)

両親と買い物に来ていた清水心ちゃんが行方不明になり、遺体で見つかった事件。逮捕された山口芳寛容疑者が凶行に及んだのは、多くの買い物客が集まるスーパー内にあるトイレだった。専門家からは、こうした公共空間にできる「死角」の危険性や、低年齢から防犯教育を行う必要性を指摘する声が出ている。

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記事本文の続き ■最も危険な場所

 「簡単に入れる一方、外からは見えにくい。防犯の観点で見ると、最も危険度が高い場所」

 子供の防犯対策として街中の危険エリアを地図におこす「地域安全マップ」の作成を提唱する小宮信夫・立正大教授(犯罪社会学)は、スーパーのトイレに潜む危険をこう指摘する。

 小宮教授によると、スーパーや公園、大型量販店といった不特定多数が集まる空間は、周囲の目があるように見えるが、「注意や責任が拡散し、実は誰も見ていない状況が生まれやすい」という。

 実際、山口容疑者はリュックサックを背負って店内を犯行約4時間前からうろついていたが、スーパー側は不審者として把握していなかった。

 犯行が行われたのは男女問わず使用できる障害者用トイレとみられる。小宮教授は「米国の公共施設の中には変質者が近づけないよう、男性用と女性用のトイレの入り口をわざと離している所もある。ハード面でも何らかの検討が必要だ」としている。

 ■地方ほど危険

 後を絶たない子供を標的にした犯罪。理由について、清永賢二・日本女子大教授(社会心理学)は「インターネットの普及で、妄想をかき立てる児童ポルノなどが簡単に手に入るようになったことが大きいのでは」とした上で、「最近は都市部より地方での発生が多い」と分析する。

 理由として、不景気や雇用不安の影響がより深刻で、鬱屈したエネルギーが犯罪という形で爆発しやすくなっていることに加え、「地方に行けば行くほど『うちは大丈夫』という楽観的な感覚が残っている」と指摘。「犯罪者はどこにでもいて、起こりえるという意識を持つことが必要だ」としている。

 ■小学前から教育を

 早い段階から、子供自身の「防犯力」を高める必要性を訴える意見もある。

 子供の安全や地域防犯を研究する「ステップ総合研究所」(東京都文京区)は「犯罪者が狙うのは、近づきやすくて逃げやすい場所。小学校に上がる前の段階からでも、危ない人の見極め方や断る方法、大声の出し方といった対処法を保護者らが教えていく必要がある」と訴える。

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