元琴光喜ら26人書類送検へ 野球賭博容疑、捜査を終結(2日)
大相撲の野球賭博事件で、警視庁は、賭博への関与を認めている元大関琴光喜関(34)=解雇=と元大嶽親方(43)=同=や現役力士ら26人について、賭博容疑で3日にも書類送検する方針を固めた。元十両力士・古市貞秀被告(35)ら、胴元側として起訴された3人も賭博開帳図利(とり)容疑で追送検し、新たに執行(しぎょう)稔トレーナーも書類送検する。
警視庁は大相撲の取組を対象にした賭博疑惑も捜査してきたが、証拠が少なく、立件を見送る方針。元琴光喜に対する恐喝を契機に昨年5月に表面化した角界の野球賭博事件の捜査は終結する。
捜査関係者によると、賭博容疑で書類送検される26人は、元琴光喜、元大嶽親方のほか、いずれも現役幕内力士の豊ノ島関、豪栄道関、雅山関ら。日本相撲協会に野球賭博への関与を認め、昨年9月に処分を受けた力士らのうち、3年の公訴時効が成立している時津風親方らを除いた全員が対象。いずれも2008~10年に開催されたプロ野球の試合を対象に賭け金を払った疑いがある。
執行トレーナーの送検容疑は、このうち13人から賭け金を集めたというもの。古市被告と母親の古市米子被告(64)は7人から、元幕下力士・山本俊作被告(35)は6人からそれぞれ賭け金を集めたとして送検される見通し。執行トレーナーは力士のマッサージなどをし、横綱白鵬関も担当したことがあるという。
警視庁は今年1月、古市被告ら胴元側の4人を逮捕し、2月には、それぞれの客のうち、賭け金などの動きが証拠上裏付けられた十両力士ら9人を先行して賭博容疑で書類送検していた。これに対し、今回の26人は、携帯電話のメールなどの裏付け証拠が少なく、警視庁は、東京地検に書類を送付する際、厳重な処罰は求めないとみられる。 一方、一連の捜査の過程で携帯メールから明らかになった八百長問題は、犯罪に当たらないとして捜査対象にならなかったという。
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