« 東日本大震災:便乗の悪質な詐欺 全国で相次ぐ(18日) | トップページ | 備蓄用のガソリン 盗難相次ぐ(18日) »

2011年3月18日 (金)

風評、パニック、過剰反応への対策は? 複数の情報源を持つ 本当に必要なもの用意(18日)

津波被害、原発のトラブル、計画停電など、重なる非常事態に、一部では過剰反応ともいえる行動が出ている。どう考え、行動すべきなのだろうか。

■ 東京電力福島第1原発のトラブルでは、インターネット上などで放射線に関する根拠のない風評が立っている。また、原発から30キロ圏外ではあるが、JR福島駅のバスターミナルなどでは、仙台や関東方面に避難しようとする人の列ができている。

 「現状は健康に影響を与える放射線量ではない。風評に惑わされてはいけない」。山下俊一・長崎大教授(被曝医療)はそう指摘する。健康被害が及ぶ高い数値が判明しているのは今のところ原発周囲のみ。山下教授は「マスクや帽子をかぶるなど基本的な対策を取れば、短時間の外出も可能。“正しく怖がるべき”である」と強調する。

 治療に関する風評も深刻だ。ネット上では被曝予防に使われるヨウ素剤の代わりに、ヨウ素が入ったうがい薬やせっけんなどを飲むことを推奨する書き込みが続出した。

 これらいずれの情報に関しても、厚生労働省は「人で効果が十分に確認されたものはない」と、注意を呼びかけている。特に、うがい薬を飲んだりする行為は、「逆に薬の副作用で健康被害が出かねない」と指摘している。

■計画停電の実施をめぐっては、鉄道各社のダイヤが決まらず、大きな混乱を招いた。鉄道各社は現在も運行ダイヤを毎日少しずつ編成しなおしている。

 戸崎肇・早大教授(交通政策論)は、「利用者のことを考えれば、ダイヤはもう変えない方がいい。しばらくは統一的に優先度の高い路線に特化した方が、使う側は混乱しない」と提案する。利用者側についても「企業は社員の制限勤務や自宅待機を積極的に導入し、学校は思い切って休校にするなど、移動需要を抑える努力が必要だ」と話す。

首都圏では食料品や生活必需品の買いだめが起こるなど、過剰といえる反応が続く。藤本一雄・千葉科学大准教授(地震防災学)は「国や自治体などの発表によく耳を傾けてほしい」と心構えを説く。「国などの発表と報道を見比べるなど、複数の情報源を持つことが大事。インターネットの風評など1つの情報だけを頼りにしないで」と警鐘を鳴らす。医療機関や避難場所を把握することも重要という。

 藤本准教授は、政府には食料や石油の十分な備蓄があるとした上で、「普段の7、8割程度の暮らしを送ろうという心構えが共有できれば、過剰反応は収まり、異常ともいえる品薄は解消されるのではないか」としている。

 経済ジャーナリストの荻原博子さんは、内閣府などが発表している非常時持ち出し品リストを参考に「本当に必要なものを必要な量だけ用意するように。食料なら3日分程度準備しておけば、いざというときでも大丈夫」と話している。

Msn_s1 http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/110317/dst11031723490150-n2.htm

 

« 東日本大震災:便乗の悪質な詐欺 全国で相次ぐ(18日) | トップページ | 備蓄用のガソリン 盗難相次ぐ(18日) »

災害(地震など)・火災・遭難・天災」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 風評、パニック、過剰反応への対策は? 複数の情報源を持つ 本当に必要なもの用意(18日):

« 東日本大震災:便乗の悪質な詐欺 全国で相次ぐ(18日) | トップページ | 備蓄用のガソリン 盗難相次ぐ(18日) »