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2011年2月 4日 (金)

専門家 背景に待遇格差と指摘(4日)

八百長が十両の取組で相次いでいたとみられることについて、大相撲に詳しい専門家は、背景には年収が1200万円を超える十両と、年間、数十万円の手当しか渡されない幕下以下の力士との大きな待遇の格差があると指摘しています。

大相撲に詳しく、去年、野球賭博問題を受けて設置された独立委員会の委員も務めている慶應義塾大学の中島隆信教授は、八百長が十両の力士の取組で行われていたとみられることに注目しています。十両の力士は月に103万6000円、年収にして1200万円を超える給与を日本相撲協会から受け取ることができますが、幕下以下に落ちると、年6回の本場所ごとに7万円から15万円の「手当」しか渡されず、年間、数十万円にしかなりません。中島教授は、問題の背景にはこうした大きな待遇の格差があることから、十両からの転落を防ごうと勝ち星を調整するようなことが起きていたのかもしれないと指摘しています。また、十両以上で通算30場所以上出場するなどの一定の実績がなければ、年寄株を取得できず、親方になれないという基準があることや、力士の多くが引退後の生活に不安を抱え、できるだけ長く十両以上で現役を続けたいと考えていることも、八百長をしてしまう要因になっているのではないかとしています。中島教授は八百長を防ぐ対策として、「力士の将来への不安を解消するだけでなく、勝ち星が同じ者どうしで対戦させるとか、勝たなければいけない者どうしで取組みを編成するなど、八百長が起きにくい仕組みを作るべきだ」としています。そのうえで、「待遇の格差や将来への不安という点では、ほかのスポーツでも同様で、何らかの不祥事が起きてもおかしくない。今回の大相撲で起きた問題を教訓とすべきと思う」と指摘しています。

News_pic1 http://www3.nhk.or.jp/news/html/20110203/k10013841281000.html

 

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