元・春日錦が中心的な役割 「中立」恵那司を利用か(5日)
大相撲の八百長疑惑で、竹縄親方(元幕内、春日錦)が八百長の仲介役とされる三段目、恵那司に対し、星の貸し借りを助言するなど、恵那司とともに中心的な役割を果たしていたことが4日、関係者への取材で分かった。2人が所属する部屋はともに出羽海一門で、親交が深かったとされる。竹縄親方が、番付が低く他の力士と利害関係にない恵那司の「中立性」に目をつけ、仲介役を担わせていた疑いもあり、日本相撲協会は八百長グループが形成されていった経緯についても調査を進める。
八百長が疑われるメールは竹縄親方と十両、千代白鵬の携帯電話で昨年3~6月に送受信された計46件。このうち竹縄親方が送受信したメール33件中、恵那司とのやり取りは計15件に上る。
このうち竹縄親方が恵那司に対して送信したメールでは、「明日の海鵬と光龍は消しておいた方が良いよね」(3月17日)「今日の清と豊さんのはどんな感じになっているかな? もし何も無いなら清に貸してある分で消しても良いよね」(5月14日)と勝ち星の貸し借りについて助言。
一方、恵那司から竹縄親方に対しては、いずれも敬語で「南海さんが貸しているのを豊関に移行してもらいたいみたいで、豊関とあたったらコケてもらいたいみたいです」(5月12日)「少し考えてみます」(5月22日)とする送信履歴があり、他力士の八百長の意向などを報告していることがうかがえる。
恵那司が所属する入間川部屋は竹縄親方が所属する春日野部屋から独立。両部屋はともに出羽海一門で、2人は角界のはやし歌「相撲甚句」の歌い手として知られるなど接点があり、合同稽古や行事で顔を合わせる機会が多かったという。
これまで明らかとなっている八百長が疑われる力士は、恵那司以外はいずれも幕内から幕下までの力士。これらの力士との取組がなく、利害関係にない恵那司が八百長の意向を集約して差配していた。一方、複数力士の貸借が絡む八百長の場合は、竹縄親方が調整を図るなど恵那司をサポートしていたとみられる。
http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/110205/crm11020501300000-n1.htm
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