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2011年1月 2日 (日)

外国勢力の犯行か エジプト自爆テロで21人死亡(2日)

【アレクサンドリア=大内清】エジプト北部アレクサンドリアにあるキリスト教の一派、コプト教の教会前で1日未明、自爆テロとみられる爆発があり、コプト教徒ら21人が死亡、79人が負傷した。同国のムバラク大統領はテレビ演説で「外国勢力のテロ」の可能性が高いと指摘。エジプトは1990年代以降、イスラム過激派の封じ込めに成果をあげてきたとみられていただけに、今回のテロは国内だけでなく、米欧諸国にも衝撃を与えている。

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記事本文の続き 爆発は1日午前0時半ごろ、市内の住宅街で発生した。教会には新年を祝うミサに参加するため約千人の信者が集まっていた。教会前のモスク(イスラム教礼拝所)も爆発で損壊した。

 爆発後、怒ったコプト教徒の一部が抗議デモを行い、イスラム教徒と衝突。車に放火されるなどの騒ぎとなり、治安部隊が鎮圧した。

 アレクサンドリアが強力な地盤であるイスラム主義組織、ムスリム同胞団は「暴力はイスラムに反する」との声明を出し、事態の沈静化を呼びかけた。

 今回の事件の背後関係は分かっていないが、近年目立っているイスラム教徒とコプト教徒の反目をさらに強める狙いもあったとみられる。

 人口の約9割をイスラム教徒が占めるエジプトでは近年、残りの約1割のコプト教徒への暴力事件が頻発。昨年後半には、「イスラムに改宗した女性をコプトが拉致した」などと主張する一部のイスラム教徒が各地でデモを繰り広げた。

 昨年10月末には、イラクの国際テロ組織アルカーイダ系武装勢力「イラク・イスラム国」が、バグダッドでのキリスト教会襲撃事件の犯行声明で、この「改宗問題」に言及しコプトへの攻撃を扇動、当局が警戒を強めていた。

 一方、少数派のコプト教徒には就職などで差別的な待遇を受けていると感じる者も少なくない。昨年11月には、教会建設が当局の意向で中止に追い込まれたことへの抗議デモが当局との衝突につながった。

 今回のテロ事件後、信者同士が衝突したことは、きっかけさえあれば双方の潜在的な不信感が噴出する危険性があることをあらためて見せつけたといえる。

 コプト教の暦では1月7日がクリスマスにあたることから、エジプト国内ではさらなる攻撃を懸念する声も上がっている。オバマ米大統領は、爆発にイスラム教徒も巻き込まれたことに触れ、事件を「野蛮で恥ずべき行為」と非難した。

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