« 自動車盗「先輩から伝承の技」少年ら17人摘発(21日) | トップページ | ひったくり件数ワースト1の千葉県で、県警PTがひったくり犯2人を逮捕 発足以来初検挙(21日) »

2011年1月21日 (金)

ハローワーク紹介の男はニセ履歴、現金と消える(21日)

横浜市の不動産会社で昨年2月、ハローワークに紹介された男が働き始めてすぐに、顧客の現金116万円がなくなっていたことが20日、わかった。

 男の履歴書は偽物で、事件後連絡がつかなくなったという。別の不動産会社でも同様の被害があったことが判明。ハローワークでは運転免許証などを使った本人確認は行っておらず、被害に遭った業者は「ハローワークの紹介だから信じきっていたのに」と憤っている。

 同市戸塚区の不動産会社の経営者によると、男は30歳代くらい。昨年2月、同市西区の「ハローワークプラザよこはま」からの紹介で採用した。勤務初日に本人確認できる書類の提出を求めると、男は「忘れたので次は持ってくる」と話したという。経営者は「公的機関の紹介だから」と、疑わなかった。

 経営者はその日、男を連れて埼玉県越谷市で客を物件に案内。男が「体調が悪い」と言って、途中で帰宅した後に、車内に置いてあった客のバッグから、契約のための現金116万円がなくなっていることがわかった。経営者が客を案内している間、男が車内で1人で待っている時間があったという。男の携帯電話は、数日後に連絡がつかなくなった。

 経営者が、男の履歴書にあった住所、氏名、職歴などを調べると全てウソだった。若い頃のものと思い込んでいた顔写真も、別人とみられるという。経営者は埼玉県警に被害届を出した。

 経営者が業界団体を通じて注意喚起したところ、横浜市西区の不動産会社にも2009年10月に、同一人物とみられる男が同じハローワークの紹介で面接に来ていたことがわかった。履歴書に貼られた顔写真やウソの経歴の一部は、戸塚区の会社に出したものと同一だった。

 西区の会社の経営者は、食事を兼ねて男と面談。その後、かばんに入れていた財布からクレジットカード1枚がなくなり、男と別れた約40分後に、近くの家電量販店でカードが使われていたことがわかった。食事中、経営者は2回トイレに立っていた。男に送った不採用通知は、「あて先なし」で戻ってきたという。この経営者は「ハローワークは求人コストを抑えられるので頼りにしていた。信頼できなくなった」と話す。

 ハローワークでは、求職者に住所、氏名、希望職種、保有する資格などを「求職申込書」に記入させるが、運転免許証や保険証の提示は求めていない。男を紹介したハローワークプラザよこはまも「制度上、本人確認は行っていない。採用する事業所で確認してもらうしかない」としている。

 ハローワークを所管する厚生労働省は「採用後は雇用保険に加入するため、偽名で求職活動をしてもメリットはないと思っていた。そういう被害は聞いたことがない」と困惑している。

 

« 自動車盗「先輩から伝承の技」少年ら17人摘発(21日) | トップページ | ひったくり件数ワースト1の千葉県で、県警PTがひったくり犯2人を逮捕 発足以来初検挙(21日) »

窃盗事件」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: ハローワーク紹介の男はニセ履歴、現金と消える(21日):

« 自動車盗「先輩から伝承の技」少年ら17人摘発(21日) | トップページ | ひったくり件数ワースト1の千葉県で、県警PTがひったくり犯2人を逮捕 発足以来初検挙(21日) »