組長死亡直前に数千万円 山本容疑者へ送金 「口封じ」狙いか(29日)
大相撲の野球賭博事件で、賭博を主催していたとみられる指定暴力団山口組弘道会系組長が死亡する直前、暴力団側から阿(おう)武(の)松(まつ)部屋の元力士、山本俊作容疑者(35)=賭博開帳図利幇(ほう)助(じょ)容疑で逮捕=の口座に数千万円が振り込まれていたことが28日、捜査関係者への取材で分かった。山本容疑者は組関係者から携帯メールでハンデ表を受け取り顧客の力士に伝えるなど、賭博の実質的な胴元だったとされる。
警視庁組織犯罪対策3課は暴力団側が組長の不在後、賭博の事実を口外されることを恐れ、口封じのために多額の現金を送金した可能性もあるとみて調べている。
山本容疑者は平成17年3月、組長を通じて野球賭博に参加。18年ごろ組長の薦めで自ら阿武松部屋の力士を中心に客を集めるようになった。組長は21年8月に死亡し、山本容疑者も約1カ月後に賭博を止めたとされる。
捜査関係者によると、山本容疑者の口座を調べた結果、19年4月から21年6月の間、組関係者名義の口座へ数十回にわたって計数千万円が送金されていた。これらの金は賭博のテラ銭や上納金とみられる。
一方、同じ期間には組関係者名義の口座から山本容疑者の口座にも断続的な入金を確認。賭博の精算に関する金とみられるが、組長が死亡する直前の21年4月から7月の4カ月だけで、数千万円がまとめて入金されていた。
賭博には組長以外にも、ハンデの伝達役や口座の管理役など、複数の組関係者が介在していた疑いがあるという。同課は昨年末、賭博開帳図利容疑で組の関係先などを家宅捜索したが、賭博の証拠は得られておらず、多額の出入金の目的特定を続けている。
http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/110129/crm11012902000005-n1.htm
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