高校野球でも賭博開帳 山本容疑者ら 大相撲野球賭博(28日)
大相撲の野球賭博事件で、いずれも阿武松(おうのまつ)部屋の元力士、山本俊作容疑者(35)=賭博開帳図利幇助(ほうじょ)容疑で逮捕=と薮下哲也容疑者(29)=賭博開帳容疑で逮捕=らがプロ野球以外に、甲子園で行われる全国高校野球選手権大会も賭博の対象としていたことが27日、捜査関係者への取材で分かった。賭博に使われるハンデ表は指定暴力団山口組弘道会系組長(死亡)から受け取っていたとみられる。
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記事本文の続き 警視庁組織犯罪対策3課は、山本容疑者らが恒常的に賭博を開帳していたとみて、高校野球賭博の実態についても事情を聴く。
山本容疑者は平成17年3月、組長を通じて野球賭博に参加。18年ごろ組長の薦めで自ら客を集める実質的な胴元となり、同じ部屋に所属していた薮下容疑者や古市貞秀容疑者(34)=同=を誘って角界に賭博を広めていったとされる。山本、薮下両容疑者はプロ野球公式戦の計41試合に総額108万円を賭けさせた疑いで、古市容疑者は6試合で23万円を賭けさせた疑いでそれぞれ逮捕された。
捜査関係者によると、山本容疑者らは18年から21年の間、春と夏に計7回行われた全国高校野球選手権大会を対象とした賭博を開帳。プロ野球と同様、力士らにハンデを伝えて1口1万円で賭け金を募り、胴元側が1割をテラ銭として受け取っていたとみられるという。
組対3課は昨年7月、賭博開帳図利容疑で、相撲部屋を一斉捜索。押収した力士の携帯電話のメールを復元して分析した結果、複数の力士の携帯から逮捕容疑となったプロ野球賭博以外にも、高校野球の賭け金に関するやり取りが行われた履歴が確認された。ただ、実際に賭けられた金銭の裏付けがとれないため、立件は見送る方針。
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