同級生切りつけ:国籍巡りいじめ 神奈川の中学校(28日)
神奈川県小田原市の市立中学校で26日、1年の女子生徒(12)が同級生の女子(13)の背中を工作用の小刀(刃渡り6.3センチ)で切りつけ、1週間のけがをさせていたことが分かった。市教育委員会が28日発表した。市教委によると、切りつけた女子生徒は昨年10月ごろから、父親の国籍を巡って同じクラスの生徒から言葉によるいじめを受けていたという。
市教委などによると、女子生徒は26日午前8時45分ごろ、音楽の授業が始まる直前、音楽室で同級生に切りつけた。同級生は右肩付近と、とっさに小刀を握ったため左手中指に切り傷を負った。小田原署は女子生徒を傷害の非行内容で児童相談所に通告した。
市教委は「授業前も同様のいじめを受けたほか、けがをした同級生と座席をめぐるトラブルが引き金になり、切りつけたようだ」と説明している。女子生徒は同日朝、自宅から小刀を持参したといい、「小刀を見せれば、いじめをやめると思った」と話しているという。【澤晴夫】
http://mainichi.jp/select/jiken/news/20110129k0000m040126000c.html
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