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2010年12月29日 (水)

世田谷一家殺害「風化させぬ」…長女の同級生(29日)

東京都世田谷区で2000年12月、宮沢みきおさん(当時44歳)一家4人が殺害された事件が30日で発生から10年を迎えるのを前に、長女にいなちゃん(当時8歳)の同級生だった高校3年の男子生徒(18)が事件後初めて読売新聞の取材に応じ、「今もにいなちゃんの笑顔が忘れられない」と心境を語った。

 男子生徒は来春、都内の大学に進むが、今後は事件を風化させないため、にいなちゃんとの思い出を語り継いでいくつもりだという。

 男子生徒とにいなちゃんとの出会いは世田谷区立千歳小2年の春。英国から転校したばかりで学校になじめずに不安だった時、最初に話しかけてくれたのが、にいなちゃんだった。

 学校の決まり事を教えてくれるなど何かと世話を焼いてくれた。次第に親しくなり、学校が終わると互いの家を行き来し、遊んだ。「今、思うと初恋だった」と振り返る。

 山の緑に囲まれて屈託のない笑顔でVサインをするにいなちゃんと、はにかんだ表情の自分。遠足の時に撮った写真は長い間、宝物だった。

 でも冬休みが終わった学校に、にいなちゃんの姿はなかった。机の上には花が置かれ、にいなちゃんの自宅には警察官がたくさんいた。にいなちゃんが殺害されたことは理解できたが、受け止められなかった。「もう、会えないんだ」。悲しみがこみ上げ、それ以来、人前でにいなちゃんのことは話さなくなった。

 それから約9年半後の今夏、大学の推薦入試の作文で、初めて事件について書いた。「事件によって大切な人を失う痛みを知った。誰にでも優しかったにいなちゃんのように、自分も優しい人間になりたい」

 9月に大学に合格し、これを機に、事件のことをようやく自分なりに受け止められるようになった。「にいなちゃんの生きていた証しを残したい」。今月10日に世田谷区で開かれた追悼集会で、事件後、初めて人前で思いを語った。

 

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