泥仕合の様相 食い違う主張 海老蔵さん殴打事件(11日)
市川海老蔵さんの釈明会見からわずか3日。伊藤リオン容疑者は出頭の意向を示し逮捕された。会見で「完全なる被害者」を強調した海老蔵さん。一方で伊藤容疑者の先輩にあたる元暴走族のリーダー(28)は診断書を取り、「海老蔵さんに灰皿で殴られた」と主張する。海老蔵さんの会見を受けた直後の出頭、逮捕。あまりのタイミングの良さに“泥仕合”の始まりに過ぎないとの声もささやかれる。
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記事本文の続き 事件直後から警視庁の聴取に対し、「一方的に暴行を受けた」と説明していた海老蔵さん。これに対し、「海老蔵さんが先に殴った」と話すリーダーの周辺者やビル関係者らが、取材に応じ始めたのは海老蔵さんの主張が出そろった事件数日後のことだった。
取材を「調整」したとされるリーダーの知人は2日、自身のブログに「昨日から各TV局を走り回ってます」などと記していた。
病院関係者によると、リーダーは事件直後に東京都世田谷区の病院を受診。事件11日後の6日には、調整役の知人男性らと新宿区の個人病院を訪れた。顔面打撲や頸(けい)椎(つい)捻挫で2週間のけがと診断された。事件当日から起算すれば、重傷ともいえる20日以上のけがとなる。
リーダーを診断した男性院長は産経新聞の取材に、けがは自作自演のようには見えなかったとした上で、「(海老蔵さんに)ステンレス製の灰皿で2、3回殴られ、髪を引っ張られ、イスから思い切り引き倒された。当日は鼻からかなりの出血があった」との説明を受けたと答えた。
この際、調整役の男性は院長に「リーダー側が一方的に悪いように言われているが、それは違う」と主張。「7日に報道機関の取材を受けてほしい」と依頼したという。
一方の海老蔵さんは7日に退院し、都内のホテルで記者会見。知人が経営するビル11階の会員制カラオケバーでリーダーらと知り合い、酒に酔ったリーダーが倒れていたので起こすように介抱した際、周囲から突然殴られたと説明した。
海老蔵さんは伊藤容疑者のほか、複数から暴行を受けた可能性を示唆し、「自分から手を出す余裕はなかった」とした。双方の主張は真っ向から対立する。
捜査幹部は「お互いがタイミングを見計らって主張を繰り広げている感は否めない」と指摘している。
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