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2010年11月19日 (金)

石巻3人殺傷:「更生の可能性は皆無」少年に死刑求刑(19日)

宮城県石巻市の3人殺傷事件の仙台地裁(鈴木信行裁判長)裁判員裁判で、殺人や未成年者略取などの罪に問われた同市の元解体作業員の少年(19)に対し検察側は19日、死刑を求刑した。裁判員裁判4例目で少年に対しては初めて。検察側は論告で「凶悪極まりない冷酷な殺人で、更生の可能性は皆無」と主張、弁護側は「深く反省しており更生の可能性がある」と極刑回避を訴え結審した。判決は25日に言い渡される。

 少年は3人殺傷の起訴内容はほぼ認め、最終意見陳述でも「厳しく処罰してください」と述べた。男女各3人の裁判員は22、24、25日の評議で、少年の更生の可能性も考慮しつつ、死刑か否かの難しい判断を迫られる。

 検察側は論告で、少年と同じ事件時18歳の被告に対する光市母子殺害事件の最高裁判決(06年)や、死刑選択の基準「永山基準」に言及。元交際相手(18)との復縁を阻む姉ら3人をためらわず刺したことなどから「自己中心的で身勝手な動機で残虐な犯行。光市事件と同じか、それ以上に悪質」と指摘。「極めて重大な犯罪で、少年という事情も全く意味を持たない。極刑を回避すべき特段の事情はない」と非難した。

 弁護側は最終弁論で「現場で突発的に殺意を抱いており計画性は弱い」などと反論。「不遇な生い立ちで、精神的に未熟だ」として少年院送致など保護処分が相当と訴えた。

 少年法は18歳未満への死刑は禁じているが、少年は事件時18歳223日。今回と同じ死者2人のケースでも、光市事件の差し戻し控訴審(08年)などで死刑判決の例がある。【須藤唯哉】

 ◆少年の起訴内容

 元交際相手の女性(18)に復縁を迫っていた少年は(1)2月10日午前6時40分ごろ、石巻市清水町1の女性宅に牛刀(刃渡り約18センチ)を持って押し入り2階寝室で、女性の姉の南部美沙さん(当時20歳)、女性の友人の大森実可子さん(同18歳)を刺殺=殺人、銃刀法違反罪(2)居合わせた南部さんの友人男性(21)も刺した=殺人未遂罪(3)その後、女性を車に乗せ連れ去った=未成年者略取罪(4)同4~5日には鉄棒で全身を殴るなどして女性に重傷を負わせた=傷害罪

Logo_mainichi_s1_5 http://mainichi.jp/select/jiken/news/20101120k0000m040079000c.html

 

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