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2010年11月23日 (火)

ヤミ金、公的給付標的 通帳・カード預かり違法融資容疑(23日)

豊見城署が10月末、多数の客から通帳やキャッシュカードを預かったうえで現金を超高金利(1日当たり0・3%以上)で貸し付けたとして、貸金業法違反と出資法違反の疑いで貸金業の男を逮捕した事件。同署の調べで、男は手にした被害者の通帳で自動的に振り込まれる公的給付金を押さえ、取り立ての手間や焦げ付きの危険性を回避。高金利で貸し付けた融資金を確実に回収するという、ヤミ金業者の新たな手口が浮かび上がってきた。(社会部・平島夏実)

 逮捕、起訴されたのは那覇市樋川の貸金業、高江洲誠一被告(62)。豊見城署は同被告の自宅から他人名義の通帳とキャッシュカード約100セットを押収、調べを進めるうちに巧妙な手口が発覚した。

■被害相談はゼロ

 押収した通帳のほとんどに生活保護や年金、子ども手当など公的給付金の振り込み記録があったという。振り込み日になれば、同容疑者自身がキャッシュカードを使って現金を引き出せるようになっていた。

 給付金が差し止めにならない限り、同容疑者の自宅付近に銀行の現金自動預払機(ATM)さえあれば着実に融資金を回収できる仕組み。さらに、顧客の自宅や職場へ取り立てに行く手間も省けるという一石二鳥だった。

 同被告の自宅から借用書約400点が見つかっており、県警幹部は「近年まれにみる被害規模」と指摘する。だが、警察などへの被害相談はゼロだった。

 被害届が出されなかった理由について、県警などは、ヤミ金業者への恩義のほか、「取り立て屋」が原因のトラブルがなかったためと見る。今回、別のヤミ金業者を捜査する過程で同被告から紹介されたと証言する被害者がいなければ発覚しなかった可能性が高かった。

■構造的盲点突く

 今回の事件で被害に遭った人の多くが、けがをした家族の通院費や引っ越し代など、急な出費を工面するために約3万~150万円を借り入れていた。

 生活弱者あてに振り込まれた公的給付金が、法外な利息付きでヤミ金業者に効率的に回収されるゆがんだ構造。「通帳とカードさえ渡せば簡単に貸してもらえる」という手軽さが口コミで広がったと見られる。

 捜査関係者は「経済的に困窮しているからこそ公的給付金が振り込まれるはずなのに、結果的に通帳預かり型のヤミ金が潤う。形式的な要件を満たせば給付されるという公的給付金の構造的な盲点を、ヤミ金業者に突かれた格好だ」と強調。貸し手側だけでなく、借り手側の早急な対策が急務だと指摘する。

47newslogo1 http://www.okinawatimes.co.jp/article/2010-11-23_12258/

 

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