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2010年10月27日 (水)

宇都宮スーパー防犯灯、いたずら誤作動97%(27日)

 テレビ電話による緊急通報装置を備え、防犯や事件発生後の迅速な容疑者確保に結びつけようと、県警などが2003年にJR宇都宮駅東地区(元今泉、宿郷、東宿郷)に設置した「街頭緊急通報装置」(通称・スーパー防犯灯)で、いたずらや誤作動が相次いでいる。

 設置後に地区の犯罪が減少するなど抑止効果が大きいだけに、県警は適切な利用を訴えている。

 スーパー防犯灯は警察庁が01年以降、全国で普及に力を入れ、03年10月に同駅東地区に約7800万円かけ、19基が設置された。通報ボタンを押すと赤色灯が回転し、警報音が鳴って周囲に危険を知らせるとともに、県警本部の通信指令課とテレビ電話もできる。同時に映像も記録され、容疑者の人相や逃走経路などが確認できる。

 ただ、県警生活安全企画課によると、昨年196件、今年182件(9月末現在)の通報のうち、子どもなどのいたずらや、横断歩道の押しボタンと間違えるなどの勘違い・誤作動が97%にあたる367件もあった。維持費も電気代など年間288万円かかる。警視庁では、都内109基のうち6基を、街路灯の建て替えに伴い年内に撤去する方針を固めている。

 使用方法も十分周知されているとは言い難い。地元の主婦(60)は「使い方は知らない」と話す。別の女性(51)も「いたずらが多く、一体何のためにあるの?」と首をかしげる。

     ◇

 問題は多いが、効果は上がっている。今年5月には傷害事件で被害者が防犯灯を利用して通報、容疑者逮捕につなげたほか、交通事故の通報手段としても利用されるなど、昨年、今年合わせて事件事故11件が解決に結びついた。駅東地区は風俗店なども多く、市内でも「特に治安が悪い」(県警関係者)。今泉地区連合自治会の今井源一会長(80)は「あるだけで安心」と話す。

 実際に駅東地区を管轄する交番管内では、03年と比べ、04年は暴行などの粗暴犯が40件から32件に、ひったくりは35件から14件に減少している。立正大学の小宮信夫教授(犯罪社会学)は「抑止効果は大きい。犯罪が起きた地点を地図に記録する地域安全マップの作成などを通じ、防犯意識を向上させることで、改めて防犯灯の重要性を認識することが大事」と指摘する。

 相次ぐいたずらについて、同課の成沢哲夫次長は「軽犯罪法違反や威力業務妨害容疑で検挙される可能性もある」と警鐘を鳴らす。その上で「安心・安全な街のために必要。適切な利用を心がけてほしい」と呼び掛けている。(工藤圭太)

 

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