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2010年10月27日 (水)

エコ意識逆手、マイバッグ万引き横行 警備員ら対応苦慮(27日)

エコ意識の高まりで普及しているマイバッグを悪用した万引きが各地で起きている。売り場で買い物かごを使わず、マイバッグに直接商品を入れる客がおり、警備員らは買い物なのか、万引きなのか、判断できずに四苦八苦している。「売り場ではバッグをたたむ」というルール作りが進んでいるが、浸透はまだまだだ。

 午後4時、兵庫県尼崎市のスーパー。「ちょっと奥さん」。自転車で店から帰ろうとした60歳代の女性を、「万引きGメン」のベテラン男性警備員(46)が呼び止めた。警備員がマイバッグに向かって手のひらを差し出すと、女性はあきらめたような表情で「すいません」と言った。

 警備員によると、女性はカートに載せたかごに商品を入れた後、客のいない米売り場付近に移動。カートのフックにかけた、口の開いたマイバッグに商品をさっと移し、その後、売り場にカートを放置し、レジで代金を支払わないまま店を出た。事務所で女性がバッグから取り出したのは、ステーキ用の牛肉(1980円)が2パック、カニの缶詰(700円)が1個、香辛料3個。いずれも万引きした商品だと認めたという。

 万引きを監視する警備員たちはこれまで、持ち込んだバッグなどに商品を入れる行為に目をこらしてきた。しかし、マイバッグの普及とともに、バッグに直接商品を入れる客が増えたという。警備員たちは「『買うつもりだった』と言われないために店を出るまで監視する必要があり、負担が増えた」という。

 警備員を派遣する協和警備保障(千葉市)によると、マイバッグを使った万引きはレジ袋の有料化が進み始めた3年ほど前から目立ち始めたという。安い商品はレジを通し、マツタケやメロンなど高額商品をバッグに隠すという手口もあるらしい。

NPO法人「全国万引犯罪防止機構」(東京)が今年3月、全国のスーパーやコンビニエンスストア計319社にアンケートしたところ、「マイバッグ万引きが増えてきている」と答えたのは、全体の約37%に当たる117社。同機構の福井昂(こう)事務局長は「マイバッグの奨励をやめるわけにもいかず、小売店はジレンマに陥っている」と話した。

 いままでは、レジ袋を持っている客は、代金を払った客とみてよかった。しかし、レジ袋がなくなった店では、代金を払ったかどうか、一目では分からなくなった。

 このため、自衛手段として、代金を払った客が分かるように、レジの前と後でかごの色を変えた店もある。近畿南部などでスーパー148店を展開する「オークワ」(和歌山市)は今年1月から、レジ前はオレンジ色、後は水色にした。「監視しやすくなった、と警備員らには好評だが、売り場にバッグを持ち込める以上、抑止効果は限定的だ」と担当者は言う。

 マイバッグの持ち込みを禁止したスーパーもある。札幌市西区の中小スーパー「マンボウ」は昨年3月から、「マイバッグは必要ありません」とのポスターをつくり、レジ袋を無料配布している。禁止後も万引き件数は大きく変わらないが、店長は「環境保護の大切さは分かる。でも、現時点では万引きのマイナスの方が断然大きい」と語った。(青田貴光) http://search.jword.jp/cns.dll?type=lk&fm=127&agent=11&partner=nifty&name=%C4%AB%C6%FC%BF%B7%CA%B9&lang=euc&prop=900&bypass=2&dispconfig=

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