« 小包発火:中に「電球のようなもの」 部屋にいた女性証言(24日) | トップページ | パチンコ店で財布盗んだ疑い 中学校の校長逮捕(24日) »

2010年10月24日 (日)

サイン筆跡など緻密証拠積み重ね… 結婚詐欺・連続不審死(24日)

【結婚詐欺・連続不審死】

 埼玉県などの連続不審死事件で、殺人罪などで起訴された木嶋佳苗被告(35)が、東京都青梅市の会社員、寺田隆夫さん=当時(53)=の死亡直前、インターネットを利用してこんろ6個や練炭を寺田さん名義で購入していたことが23日、捜査関係者への取材で分かった。結婚願望の強い男性に近づき、現金を奪ったとされる木嶋被告。遺体は司法解剖が行われないなど解明に高いハードルがあるが、警視庁は状況証拠を積み重ね犯行の立証を進めている。

関連記事

記事本文の続き ■婚活 木嶋被告の周辺では、少なくとも男性4人が不審な死を遂げている。これ以外に、複数の男性から現金をだまし取ったとされるが、木嶋被告と男性を結びつけていたのはインターネットの婚活サイトだった。男性らに「専門学校生で金が必要」などと次々にメールを送り、卒業後に結婚する気があるように装って現金を詐取。1人で約7千万円を渡していた男性もおり、総額は約1億円に上るとされる。

 不審死を遂げた男性は、いずれも現金の返還を迫ったとみられ、昨年8月に埼玉県富士見市の駐車場に止めたレンタカーで練炭自殺を装って東京都千代田区の会社員、大出嘉之さん=同(41)=が殺害された事件では、大出さんが直前に約470万円の返金を求めていた。大出さんの遺体からは睡眠導入剤が検出されていた。

 寺田さんもインターネットを通じて木嶋被告と知り合い、約1700万円を木嶋被告の口座に振り込んでいた。

 ■偽装  4人の不審死のうち2人は自殺などとみなされ、死因を詳しく調べる司法解剖が行われていなかった。寺田さんもその1人だ。 寺田さんは昨年2月4日、自宅マンションの布団の上であお向けに倒れ死亡しているのが見つかった。室内には練炭を入れたこんろが6つ置かれていた。

 警視庁青梅署は、自室が施錠されていたことや交際相手の木嶋被告が「別れ話のショックで自殺したかもしれない」と証言したことから自殺と判断していた。警視庁の捜査幹部は「大出さんのように、睡眠導入剤を服用していたとしても分からない。もう少し周辺捜査を尽くしていればその後の被害を防げた可能性があった」と話す。

 ■ハードル  大出さんの事件をめぐって埼玉県警は、木嶋被告が▽車内にあった七輪や練炭と同じ商品を購入▽大出さんから検出されたものと同じ睡眠導入剤を処方されていた-ことなど状況証拠を積み重ね殺人容疑での立件にこぎつけた。

 木嶋被告は埼玉県警などの調べに対しほぼ黙秘。警視庁も「木嶋被告から具体的な供述を得るのは困難」(捜査幹部)とみており、埼玉県警と同様に状況証拠の積み重ねが立件のポイントだ。

 警視庁のこれまでの捜査で、練炭が寺田さん宅に届いた際、宅配便の受け取りの書類にあった寺田さんのサインが木嶋被告の筆跡と酷似したことが判明。木嶋被告が練炭を購入した疑いが強まった。

 事件前後に木嶋被告の車が寺田さん宅周辺で目撃されていることも把握。木嶋被告以外の人物の関与をつぶす作業も重ね、木嶋被告以外に犯行を実行できる者はいないことを裏付けていった。

 中央大の藤本哲也教授(犯罪学)は「同様の立証方法は和歌山の毒物カレー事件の公判でも用いられた」とし、「ハードルは高いが、緻密(ちみつ)な立証を行えば有罪が認定される」と話している。

Head_logo1 http://search.jword.jp/cns.dll?type=lk&fm=127&agent=11&partner=nifty&name=%A5%A4%A5%B6&lang=euc&prop=500&bypass=2&dispconfig=

 

« 小包発火:中に「電球のようなもの」 部屋にいた女性証言(24日) | トップページ | パチンコ店で財布盗んだ疑い 中学校の校長逮捕(24日) »

殺人事件・変死・傷害致死(死体遺棄 未遂含む)」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: サイン筆跡など緻密証拠積み重ね… 結婚詐欺・連続不審死(24日):

« 小包発火:中に「電球のようなもの」 部屋にいた女性証言(24日) | トップページ | パチンコ店で財布盗んだ疑い 中学校の校長逮捕(24日) »