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2010年9月15日 (水)

暴行、監禁…それでも「しつけ」?次男トイレ監禁判決に専門家ら疑問の声(15日)

次男監禁事件で東京地裁は検察側の求刑に対し、半分以下に減刑する判決を下した。「およそしつけとはいえない」と断じながら、次男の状況を「早期に助けを求めることができた可能性があり、被告の期待に応えたいという気持ちもあった」などと判断したからだ。専門家からは「虐待の実態を分かっていない」と疑問の声が上がっている。

 顔などを数カ所骨折するような暴行と監禁が続いた結果、身長約165センチに対し体重は40キロにも満たないほど衰弱していたという次男。救出直後には「またトイレに入れてほしい」などと述べており、被告2人の暴力におびえていた心の内が見えてくる。検察側が明らかにした陳述書で、次男は「最低でも3年間ぐらいは刑務所に入っていてほしい」と強烈な被害感情をしたためている。

 虐待問題に詳しい東海学院大の長谷川博一教授(臨床心理学)は「虐待でPTSD(心的外傷後ストレス障害)になると、無力感に陥り『自分が悪いからこういう事態になった』と思い込むようになる」と指摘。長谷川教授は「これは成人にも起こる症状」として、「助けを求めないこと自体が虐待の深刻さを物語っており、判決は実態を理解していない」と話している。

Msn_s1 http://sankei.jp.msn.com/affairs/trial/100915/trl1009152137008-n1.htm

 

次男トイレ監禁の母らに実刑判決 「被害者の将来を考えていた」と減刑

今年2月、当時中学3年だった次男(15)を自宅トイレに計約10日間にわたって閉じ込めたとして、監禁罪に問われた母親で無職、中島まゆみ(47)、交際相手の音楽教室経営、川崎輝久(34)両被告の判決公判が15日、東京地裁で開かれた。林正彦裁判長は「母親らから虐待を受け続けた揚げ句に監禁された被害者の肉体的・精神的苦痛は察するに余りある」として、中島被告に懲役1年6月、川崎被告に懲役1年4月(いずれも求刑懲役3年)の実刑を言い渡した。 林裁判長は、2人が事件の3~4カ月前から「被害者の些細(ささい)なうそや約束違反を理由に、しつけと称して角材で殴るなど、およそしつけに値しない激しい暴力を繰り返していた」と指摘。「監禁は日常的に続けられた虐待の一環で、骨折など多数の傷を負った被害者を長期間監禁することは生命を脅かす危険な行為にあたる」と強く非難した。

 また、「食パン数斤とペットボトル飲料、角砂糖しか与えず、寒さが厳しい中、暖を取らないよう温熱式便座を取り外すなど、被害者が厳しい処罰感情を抱くのも当然」と述べた。

 林裁判長は「中島被告が主導的な立場にあった」とする一方、「2人なりに被害者の将来を考えていた」と減刑の理由を説明した。

 判決によると、2人は2月4日夜~11日朝と12日未明~14日昼の間、東京都練馬区の中島被告の自宅トイレに次男を入れ、ドアをねじで止めて閉じこめた。

 

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