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2010年9月11日 (土)

「見たのは別人」犯行当時の目撃者証言 布川事件再審(11日)

43年前に茨城県利根町布川(ふかわ)で男性が殺されて現金を奪われた「布川事件」の裁判をやり直す再審の第3回公判が10日、水戸地裁土浦支部(神田大助裁判長)で開かれた。強盗殺人罪で無期懲役がいったん確定した後、仮釈放された杉山卓男さん(64)と桜井昌司さん(63)の無罪を立証するため、事件当時に現場近くで人を見たという女性(77)が弁護側の証人として出廷。「当時見たのは杉山さんではなく、近所に住む知人の男性」と別人の名前を挙げた。

 検察側は事件後、この女性の「杉山さんではない」とする供述を得ていたが、確定審では供述調書を提出しなかった。2001年に始まった2回目の再審請求審で初めて開示し、再審開始の一つの根拠となった。この日は証言とともに供述調書も証拠採用されたため、無罪判決の公算がさらに大きくなった。

 証言によると、女性は、被害者の男性が殺害されたとされる時間の直前、被害者宅前を自転車で通過。その際、勝手口で被害者と向き合って話す男と、門の近くに立つ男を見たという。女性は「勝手口の男は暗くて誰か分からなかったが、門の近くの男は、面識があった杉山さんとは背格好や顔の特徴が異なっていた」などと述べた。確定審では別の目撃者の「男性宅前で桜井さんと杉山さんの2人を見た」という証言が有罪の根拠の一つだったが、それを覆す証言に当たる。

 女性は事件後の警察などの事情聴取で目撃した男性の名を言わなかったといい、この日の公判では「近所の人なので、名前を出すのが悪いと思った」と説明した。弁護側によると、この男性は事件への関与を否定しているという。

 次回公判は10月15日。桜井さん、杉山さんの被告人質問が予定されている。

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