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2010年8月15日 (日)

ティアラ分解、ダイヤ国外へ…ピンクパンサー(15日)

東京・銀座の宝石店で2007年6月、2億円相当のティアラが奪われた事件で、14日日本に移送された宝石強盗団「ピンクパンサー」のリファト・ハジアフメトビッチ容疑者(42)(強盗傷害容疑などで逮捕)が、東京都内にある中南米系の女の部屋でティアラを分解し、高価なダイヤモンドだけを海外に持ち出していたことが捜査関係者への取材でわかった。

 リファト容疑者は当時、来日していたイタリア人宝石商と接触しており、警視庁は、ダイヤモンドがこの宝石商を通じ、海外の闇ルートで売りさばかれた疑いが強いとみて、事件の全容解明を進める。

 同庁幹部によると、リファト容疑者は事件の約2か月前の07年4月12日、ラドバン・イェルシッチ容疑者(40)(強盗傷害容疑などで国際手配)と2人でチェコの偽造旅券で入国。都内のホテルや港区の中南米系外国人の女のマンションに潜伏していた。事件後、女の部屋に戻り、ティアラを分解。高価なダイヤモンドだけを持ち去り、プラチナ製の土台はバッグに入れて女の部屋に残し、不要な部分はトイレに流したという。

 リファト容疑者はその後、都内で事件直後に来日したイタリア人宝石商の女と接触し、6月24日に女と同じ便でフランスに出国していた。同庁は分解したダイヤはこのイタリア人宝石商に渡り、海外で売られた可能性が高いとみている。

 残された土台部分は、中南米系の女とリファト容疑者を引き合わせた国内在住のイラン人の男(41)に渡っていたことが判明し、同庁は今月11日、このイラン人を盗品等無償譲り受けの容疑で逮捕し、リファト容疑者と接点を持った経緯についても詳しく事情を聞いている。

 ピンクパンサーは欧州や中東で高級宝石を狙い、これまでに28か国で170件以上の被害が確認され、被害総額は約350億円に上る。メンバーの大半は旧ユーゴスラビアの出身で、支援者を含めたメンバーは約400人とされる。

 リファト容疑者はモンテネグロの首都ポトゴリツァ出身。昨年3月、偽造旅券でキプロスの空港からレバノンに出国しようとしたところをキプロス当局に拘束された。スペインの強盗事件で同国当局に移送されたが立件されず、警察庁が昨年8月、外交ルートを通じ、引き渡しを要請していた。

 リファト容疑者は警視庁の調べに対し、「黙秘によって自己を弁護したい」と供述しているという。

 

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