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2010年8月19日 (木)

分解簡単、盗みも簡単…狙われる高級自転車(19日)

健康志向やエコブームで「高級自転車」の人気が高まる中、盗難被害も増えている。

 警視庁のまとめでは、東京都内では昨年、10万円以上する自転車の盗難被害が496件と、2005年の約2・5倍になった。100万円以上の超高級品の被害もあり、盗まれた部品が専門店や輸出業者に転売されるケースもある。

 通勤などで高機能なスポーツタイプを使う人も目立っているが、部品が簡単に取り外しできるなど、窃盗犯に狙われやすい側面もあり、警視庁は「置き場所や施錠に注意を」と呼びかけている。

 「ロードレース用自転車の部品は高く売れるので、公園で解体してプロショップに売った」

 警視庁四谷署に6月、窃盗容疑で逮捕され、その後、起訴された元自転車レーサーの男は、東京・新宿の路上で約50万円のスポーツタイプの自転車を盗んだ理由を、そう供述した。同署幹部によると、男はほかにも8万~20万円の自転車を計5台盗み、中古自転車の専門店に部品を売却したという。

 同庁によると、都内の自転車盗の被害は04年をピークに減少し、6万件前後で推移している。しかし、10万円以上の自転車に限ると、05年の193件から07年には245件、09年には496件と急増している。

 日本サイクリング協会(東京・港区)によると、高額な自転車はスポーツタイプのものが多く、1960年代から愛好家が市場を支えてきた。しかし、06~07年頃にガソリン価格が高騰し、メタボリックシンドローム対策などの健康志向もあって、環境にも優しい自転車の人気が高まったという。

 最近では、機能性とファッション性に優れたレース仕様の高級品や、「クロスバイク」と呼ばれるマウンテンバイク型のスポーツ車を通勤や買い物に利用する人が増えている。

 自転車産業振興協会(同)の調査によると、スポーツタイプの自転車の出荷台数は05年までは3万台前後で推移していたが、07年には4万6441台、09年には8万8426台と急激に伸びている。主に都市部に住む20代~40代に支持されているとみられる。

 ただ、このタイプの自転車は利用者が好みに応じてハンドルを付け替えたり、変速機を取り付けたりするため、分解しやすくできており、ベテラン捜査員は「専門店には、分解後の部品だけが転売されるため、盗品かどうかの見分けもつきにくい」と指摘する。

 今年5月、同庁目黒署に窃盗未遂容疑で逮捕された男2人は、目黒、世田谷、港区などで、マンションや企業の駐輪場から昨年10月以降、「コルナゴ」「ルイガノ」など海外の有名ブランドの高級自転車ばかりを95台以上盗んでいた。

 自転車はその後、埼玉県内の解体業者に持ち込まれ、中古車と共に東南アジアに輸出されていた。スポーツタイプの自転車は欧米など海外でも人気が高く、同庁幹部は「高級自転車に乗る人は、室内や目立たない場所に駐輪し、施錠にも十分に留意してほしい」と話している。

 

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