ヨーカ堂:元社員ら捜査へ 輸入業者偽装し中国ウナギ転売(17日)
大手スーパー「イトーヨーカ堂」(本社・東京都千代田区)が輸入し売れ残った中国産冷凍ウナギを、別の業者が輸入したように装って転売したとして、神奈川県警生活経済課は近く、関与したヨーカ堂の元社員ら6人について食品衛生法違反(虚偽表示)容疑で強制捜査に乗り出す方針を固めた。
捜査関係者などによると、ヨーカ堂は05年ごろにウナギを輸入した。同社店舗やグループのセブン-イレブンで販売したが、中国産ウナギへの不信が高まったため大量の売れ残りが発生。グループの弁当食材を扱う食品商社「日洋」(新宿区)を通じ、水産物販売業「高山シーフード」(東京都三鷹市)に転売されたとみられる。
ヨーカ堂側は自社名が表示された商品の流通に難色を示し、元社員らは06年5月ごろ、食品衛生法で明記が義務づけられている「輸入者」欄に「イトーヨーカ堂」と記された箱から、高山シーフードを輸入者とした箱に詰め替えたとされる。
さらに転売された魚介類販売業「ヤマト・フーズ」(横浜市金沢区)は賞味期限が07年5月26日だったのに「09年11月23日」と改ざんし09年7月、横浜市中央卸売市場南部市場の3店舗に売ったという。
場内のゴミ集積所で賞味期限が偽装された空き箱が見つかり、市保健所がヤマト社の仕入れたウナギを調べたところ、使用が禁止されている合成抗菌剤「マラカイトグリーン」を検出した。県警は09年11月にヤマト社などを不正競争防止法違反容疑で捜索。輸入元としてヨーカ堂が浮上し今年7月、ヨーカ堂本社を食品衛生法違反容疑の関連先として家宅捜索した。
ヨーカ堂を展開するセブン&アイ・ホールディングスは「当社としては改ざんを依頼したわけではなく、転売後についてはコメントしようがない。きちんと自主検査し、問題ないということで売った」としている。【高橋直純、吉住遊】
http://mainichi.jp/select/jiken/news/20100817k0000e040065000c.html
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